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旬のマアジ味わえる!価値ある抱卵期 ビシで良型25匹

[ 2018年7月5日 07:55 ]

良型マアジと小ダイの一荷に喜ぶ長竹さん
Photo By スポニチ

 【ガイド】東京湾のマアジが今、活発な食いを見せている。産卵期を迎え、脂の乗りは上々だ。鴨居大室港・房丸が狙う久里浜沖も良型が連発だ。(スポニチAPCk林 悠二)

 東京湾のマアジは各地ともに好調。湾奥部では軽いオモリを使ったLT(ライトタックル)が主流だが、房丸が狙う湾口部は潮流が速いため130号のビシで釣る。

 この日、午前船で狙った久里浜沖の水深は26メートルとごく浅い。愛用の探見丸が早速、幅広い反応を捉えた。

 高橋正船長は水深を告げたがタナの指示はない。とはいえ、タナは底上2〜3メートルが相場。潮の速い時間帯のため、低めに照準を合わせる。着底後2メートル上げ、コマセを振り出して戻す。潮が速いため仕掛けは真横になびく感じ。

 するとすぐ竿先が引き込まれる魚信。餌を待っていたかのよう。第1投から食ってきた。ハリス2号×3本バリ。付け餌は支給された赤イカ玉。青イソメでなくてもバリバリ食ってくる。

 手のひらからはみ出す魚は、どれも体高のある金アジで25〜30センチの良型。追い食いを待つと一荷も。

 同乗した横浜市の長竹義治さん(68=自営業)が掲げたのは、小型マダイと中アジの一荷。マダイもいるのか…と思っていると、今度はミヨシで玉網が。船のアシスタント、佐藤喜平治さん(73)が上げたのは4キロの大ダイ。佐藤さんは2日前にも4キロ級を2匹上げている。

 「潮止まり前後によく当たります」と、軸太のハリに切り替えた佐藤さん。ハリス3号、イカ玉で釣った。この直後、筆者にも当たり。突き刺すような引きにマダイと察知、しかし水面でフワリ。痛恨のバラシ。

 午前の下げ潮時は食いが続き、4時間弱で良型アジ25匹、他に特大のサバ7匹、ホウボウ1匹の釣果。

 ビギナーにもお手軽、価値ある抱卵期のマアジはうまさ抜群。狙うなら今だ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、鴨居大室港・房丸=(電)046(841)9206。乗合の出船は7時半、13時の2便。料金は6000円。通しは9000円。鴨居・おかだ丸=(電)同(841)0306=からも出船中。

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