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伊東 コスタリカキラーだ!代表初ゴールの“お得意さま” 連勝で1次リーグ突破へ27日激突

[ 2022年11月26日 05:10 ]

FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会

ストレッチする伊東(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 日本代表は25日、コスタリカとの1次リーグ第2戦に向けドーハ市内で調整を行った。勝てばW杯で初となる初戦からの連勝だけでなく、1次リーグ突破の可能性もある大事な一戦。18年9月のコスタリカ戦でともに代表初ゴールを挙げたMF伊東純也(29=スタッド・ランス)とMF南野拓実(27=モナコ)は、中米勢相手に抜群の数字を残す“キラー”ぶりを誇る。そろって決勝トーナメント進出をたぐり寄せるW杯初ゴールを狙っている。 

 ドイツを逆転で撃破した死闘から2日、伊東はドーハ市内の練習拠点で元気な姿を見せた。「暑かった。でも、今日はリカバリーだったから。今はまだ(ドイツ戦から)2日目で体は重いけど、中3日あれば全然大丈夫。1週間空くよりやりやすい」。鮮やかな芝をリラックスした表情で走り、ボールを追いかけた。

 23日のドイツ戦では右サイドハーフとして先発し、右シャドー、最後は右ウイングバックをこなした。前半8分にはショートカウンターで右サイドを疾走し、FW前田の「幻弾」を演出。最後までピッチに立っており、1次リーグ突破の可能性もあるコスタリカ戦ではジョーカー起用の可能性も高い。だが、それもお手のもの。森保ジャパン発足当初は切り札として結果を残してきた。

 コスタリカは伊東にとって忘れられない相手だ。18年9月11日、森保ジャパン初陣の同国戦で代表初ゴール。2―0の後半40分から途中出場すると、右サイドから内側に切れ込んで左足を振り抜いた。一瞬の切れで相手を置き去りにし、GKが伸ばした腕をはじいてゴールネットを揺らすインパクト弾。「どんなゴールを決めたか覚えているし、いいイメージを持っている。あの1点があったから代表に残って出場試合数を伸ばせた」。これを足がかりに代表定着、そしてエースの座に駆け上がった。

 中米相手は4試合2得点と、キラーぶりを発揮するのには理由がある。足元の技術に優れる中米勢だが、フィジカルでは南米勢などに一段劣る。技術とスピードにたける伊東にとっては、かみ合う相手となる。ドイツ撃破で世界を驚かせただけでは終わらせない。「得点に絡みたい。取ってやろうと思っています」。今度は夢に見た大舞台でゴールネットを揺らし、チームを決勝トーナメントへと導く。

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2022年11月26日のニュース