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フランス 中盤は完璧主義者が徹底管理 「ポグバの再来」MFチュアメニ

[ 2022年11月26日 05:05 ]

FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会

オーストラリア戦で安定感あるプレーを見せたフランス代表のチュアメニ(AP)
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 【Today's CHECK D組】フランスは22日の初戦でオーストラリアに4―1で逆転勝ちした。史上3カ国目の連覇に向けて流れをつかむ一戦。負傷で落選したポグバ、カンテのボランチコンビの穴を埋める活躍を見せたのがW杯初出場のオレリアン・チュアメニ(22=レアル・マドリード)だ。中盤の底で安定感をもたらし「自分たちの良さをアピールできた。自分にとって初めてのW杯の試合だったので、よくやったと思う」と息をついた。

 パリの北西にある地方都市ルーアンで生まれ、5歳の時に移住したボルドーで地元サッカークラブに入団した。当時はストライカーでゴールを量産し全国大会でも活躍。その後MFに転向し、18歳の時にボルドーでプロデビューを果たした。

 完璧主義者。食事制限を自らに課し、朝の練習が終わるまで食事は取らない。課題や改善点をノートにつけるなど生活の全てをサッカーにささげている。

 今夏モナコからRマドリードに移籍した。6年契約で移籍金8000万ユーロ(約115億円)+出来高ボーナス2000万ユーロ(約29億円)という破格の条件が話題となった。

 長身で長い脚を生かしたボールキープやボール奪取を得意とする。体形やプレースタイルから「ポグバの再来」と呼ばれる。本家は初出場した14年ブラジル大会でブレークし、最優秀若手選手賞を受賞。18年ロシア大会では決勝で得点を決めて優勝に貢献した。

 W杯メンバー選出時に「家族でW杯を何度もテレビ観戦した思い出があるので、とても誇らしい」とコメントしたチュアメニは、ポグバと同じ道を歩むことができるか。26日の第2戦はデンマークと対戦する。

 ◇オレリアン・チュアメニ 2000年1月27日生まれ、フランス・ルーアン出身の22歳。ボルドーの下部組織で育ち17年にプロ契約。20年モナコ移籍。22年からRマドリード所属。U―16から年代別のフランス代表に選出。21年9月にフランス代表デビュー。1メートル87、81キロ。

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2022年11月26日のニュース