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城彰二氏 選手層厚すぎる王国に全く隙なし

[ 2022年11月26日 05:05 ]

FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグG組   ブラジル2-0セルビア ( 2022年11月24日    ルサイル競技場 )

<ブラジル・セルビア>先制ゴールを決めたリシャルリソン(左)は歓喜の雄たけび(AP)
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 【城彰二 視点】史上最強といわれているブラジルに、桁違いの強さを感じた。前線のネイマール、ラフィーニャ、リシャルリソン、ビニシウスの4人はずばぬけていて、セルビアの堅い守備陣でも抑えきれなかった。2得点のリシャルリソンの2点目は、左からビニシウスがアウトサイドキックで出したパスをコントロールしてオーバーヘッドで決めた異次元のもの。得点王に輝いた東京五輪よりパワーアップしただけでなく、判断も速く、ゴール前の落ち着きも増していた。

 私もアトランタ五輪でブラジルと対戦した。当時も強いといわれていたが、わずかに隙があり、そこを突いたことが勝因となった。今回のブラジルは全体的なバランスがよく、全く隙が見当たらない。途中から交代で入ってくる選手もスタメンと力の差がなく、若手とベテランもよく融合している。ネイマールが故障したが、痛手ではあってもそれで戦力が落ちることはないだろう。(元日本代表FW)

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2022年11月26日のニュース