これぞW杯!ブラジルFWリシャルリソン デビュー戦で超絶スーパーボレー
FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグG組 ブラジル2-0セルビア ( 2022年11月24日 ルサイル競技場 )
5大会ぶりの優勝を狙うブラジルがW杯史に残る衝撃弾で白星発進した。セルビアと対戦した24日の1次リーグ初戦でFWリシャルリソン(25=トットナム)が自らトラップしたボールをオーバーヘッド気味に豪快に決めるなど、2得点して2―0の快勝に貢献。FWネイマール(30=パリSG)が右足首負傷で交代を強いられた中、ニュースター候補がW杯デビュー戦で大きな一歩をしるした。
周囲の時間が止まった中で、宙を舞ったようだった。1―0の後半28分。ビニシウスの左クロスを左足でトラップして頭より高く浮かせたリシャルリソンが1メートル84、71キロの引き締まった体でゴールに背を向けながら跳び上がった。そのままオーバーヘッド気味に右足でボールを捉えた豪快なボレー弾。試合の流れを決定づけた。
「監督から“お前はゴールのにおいを嗅ぎ分ける”と言われるけれど、まさにその通りのことが起こったね」
抜群の得点感覚と高い身体能力が融合したW杯史上屈指のゴールはこの日、2点目だった。後半17分にはビニシウスのシュートをGKがはじいた、まさにその先にいて、右足で押し込んだ。理屈で説明しきれない“嗅覚”でW杯デビュー戦でいきなり2得点。後半34分にエースのネイマールが負傷交代を強いられて今後の出場が危ぶまれる中、期待が高まる活躍を見せつけた。
昨夏の東京五輪で5得点を挙げて金メダルに貢献するとともに、得点王に輝いた。勢いに乗ってA代表でも先発に上り詰めたが、多才な攻撃陣がそろう中で高い決定力を備えたセンターFWは一番の課題といわれていた。
今夏にエバートンから移籍したトットナムでは、ここまで公式戦15戦2得点。期待を裏切る結果に加え、10月には左ふくらはぎを痛めた。W杯出場が危ぶまれ「3、4週間前は涙しか流していなかった。検査の日が地獄だった」と明かす。しかし、苦境を乗り越えてロナウドら点取り屋が受け継いできた背番号9を託された。「ファンにはもっと僕を信頼してほしい。9を背負うと、いつもゴールを決められるんだ」と話した通り、有言実行で白星をもたらした。
「子供の頃の夢がかなった。もっともっと点を決めたい」とリシャルリソン。ネイマールの回復が遅れれば責任は重くなるが、受け止めてみせる。そんな思いにあふれていた。
◇リシャルリソン(本名リシャルリソン・デ・アンドラーデ)1997年5月10日生まれ、ブラジル・エスピリトサント州出身の25歳。フルミネンセからワトフォード、エバートンを経て今夏に出来高を含めた移籍金6000万ポンド(約101億円)でトットナム入り。東京五輪得点王。国際Aマッチ39試合19得点。1メートル84、71キロ。利き足は右。
≪過去のW杯スーパーゴール≫★シャペウ 58年スウェーデン大会決勝スウェーデン戦でブラジルのペレは2―1の後半10分、足でボールを浮かせて相手の頭上を通し右足ボレーシュート。頭上にボールを浮かせて相手を抜く技をシャペウ(帽子)と呼ぶ。17歳のペレの活躍でブラジルは5―2で勝ち初優勝。
★空飛ぶオランダ人 74年西ドイツ大会2次Lブラジル戦でオランダのクライフは1―0の後半20分、左クロスをジャンピングボレーで叩き込んだ。2―0の勝利に導き「空飛ぶオランダ人(フライング・ダッチマン)」の異名がついた。
★5人抜き 86年メキシコ大会準々決勝イングランド戦の後半9分、アルゼンチンのマラドーナはドリブルで相手5人をかわしてゴール。マラドーナはその3分前に左手で押し込んだ「神の手」ゴールも。チームは2―1で勝ち4強入り。
★ワンダーボーイ 98年フランス大会決勝T1回戦アルゼンチン戦でイングランドのオーウェンは1―1の前半16分、ベッカムの縦パスを受けて高速ドリブルで相手をぶっちぎり右足で勝ち越しゴール。2―2からのPK戦で敗れたが、18歳の「ワンダーボーイ」はインパクトを残した。
★無回転FK 10年南アフリカ大会1次Lデンマーク戦で日本の本田は前半17分、右サイドのFKを左足で強振。無回転シュートは不規則に変化しながら鋭く落ちてゴールへ。日本は3―1で勝ち決勝トーナメント進出。
★ロケットヘディング弾 14年ブラジル大会1次Lスペイン戦でオランダのファンペルシーは0―1の前半44分、山なりのクロスに体を投げ出しダイビングヘッド。ループシュートがネットを揺らした。オランダが5―1で前回決勝の雪辱。
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