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C・ロナウド ペレ超え!史上初5大会連続弾! 37歳無所属参戦もMOM「誇りに思う」

[ 2022年11月26日 05:05 ]

FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグH組   ポルトガル3-2ガーナ ( 2022年11月24日    974競技場 )

<ポルトガル・ガーナ>後半、ゴールを決めるC・ロナウド(中央)=撮影・小海途 良幹
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 1次リーグH組のポルトガル―ガーナが24日に行われ、ポルトガルが3―2で勝利した。史上5人目となる5大会連続出場のFWクリスティアーノ・ロナウド(37)が、0―0の後半20分に自ら得たPKを決め、W杯史上初の5大会連続ゴールを記録。チームを白星発進に導くとともに、また新たな金字塔を打ち立てた。 

 C・ロナウドがいきなり前人未到の一発を決めた。0―0の後半20分、自ら得たPKを右足できっちり決めて先制。サッカーの王様ペレらを超える、史上初の5大会連続ゴールの快挙を達成した。チームも3―2勝利で白星発進し、マン・オブ・ザ・マッチにも選出された背番号7は「この記録を誇りに思う。とても幸せだ」と偉大な記録をかみしめた。

 37歳292日での得点は、94年米国大会で42歳39日で決めたカメルーンのロジェ・ミラに次ぐ年長弾。W杯8点目で、エウゼビオの持つ母国の最多記録まで1点と迫った。国際Aマッチでも自身の持つ最多記録を更新する118点目。国歌斉唱で目に涙を浮かべる場面もあったストライカーにとって、記録ずくめの一発となった。

 試合2日前には、インタビューでクラブを批判したとして、マンチェスターUが双方合意の上で契約解除したと発表。世界トップ選手としては異例の「無所属」として大会に臨んでいた。それでも周囲の騒がしさを意に介さない、鋼のメンタルを披露。「唯一の目標はW杯だった。それ以外は重要でない」と、自身最後のW杯ともされる今大会に全てを懸けていることを強調した。

 「ペレやマラドーナのように、この先ずっと語り継がれることだろう。彼は史上最高のストライカーの一人だ」とサントス監督。37歳になっても、主役の座はまだまだ譲らない。悲願のW杯初制覇へ、生ける伝説が順調な滑り出しを見せた。

 《クリスティアーノ・ロナウドの主な記録》
 ▼5大会連続得点 ペレ(ブラジル)、ゼーラー(当時西ドイツ)、クローゼ(ドイツ)の4大会連続を上回り史上最多。06年大会から出場を続けているメッシ(アルゼンチン)は10年を除く4大会で得点を挙げている。

 ▼5大会連続出場 5大会連続選出は最多タイ。5大会全てに出場しているのはカルバハル、マルケス(メキシコ)、マテウス(ドイツ)、メッシに次いで5人目。

 ▼年長得点 37歳292日での得点はW杯ではロジェ・ミラ(カメルーン)の42歳39日に次ぐ年長2位。前回18年大会では1次リーグのスペイン戦で最年長ハットトリックを達成している。

 ▼Aマッチ最多得点 118点目で自らの国際Aマッチ世界最多得点記録をさらに更新。W杯8点目で、ポルトガル代表最多のエウゼビオの9点まであと1に迫っている。

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2022年11月26日のニュース