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歌う道先案内人? カタールのW杯で意外な職種がトレンドに!

[ 2022年11月26日 08:10 ]

スタジアムの外で道案内をしているパレスチナからやってきた21歳の労働者(AP)
Photo By AP

 カタールで開催中のサッカーW杯では外国人労働者への人権と待遇が問題になったが、その一方で一見すると単純作業と思える職種の労働者が注目を集めている。

 AP通信が報じ、SNSなどにもその動画が投稿されているもので、スポットライトが当てられたのはスタジアムを出て帰途につくファンに地下鉄への道順を教えている道先案内人。現地では「ラスト・マイル・マーシャル(最後の1マイルを教える係員)」と呼ばれているが、その中にはリズムをつけて歌いながら「Metro、Metro(地下鉄、地下鉄)」、「This way、This way(こっち、こっち」と拡声器を使って連呼するユニークな案内人も登場している。

 案内人はケニアやガーナ、パレスチナなどの出身者で8月から9月にかけて採用された新規の外国人労働者。AP通信の取材に答えたケニア出身のアブバカル・アッバスさんは「最初はしばらく普通にしゃべっていたけれど、過ぎ去っていく人が無反応だったので、何か気を引けないかと思ってひらめいたんです。それが今やトレンドになってしまったので神に感謝しています」と“歌う案内人”になった理由を説明。ただし悩みは寝ているときだそうで「睡眠中も頭の中で“Metro、Metro”のリズムがぐるぐると回っています」と語っている。

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