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元日本代表FW「ちょっと違うんじゃないか」 W杯ごみ拾い活動批判に反論「表面的な事しか見えてない」

[ 2022年11月26日 15:41 ]

元日本代表の田代有三氏
Photo By スポニチ

 サッカー元日本代表で、現在はオーストラリア在住の田代有三氏(40)が26日までに自身のツイッターを更新。FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会で日本の“クリーン活動”が称賛される一方、一部から批判の声が上っていることに言及した。

 W杯では、日本人サポーターが試合後に競技場などでごみ拾いをする様子や、試合後の整頓された日本代表の選手ロッカーの画像がSNSで拡散され、世界から称賛されている。日本が勝利したドイツ戦後にごみ拾いを行った名物サポーター角田寛和さん(60)ら「トモにカタールへ」のメンバーは、大会関係者から表彰を受けた。一方で、実業家の井川意高氏や前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏からは“清掃業者の仕事を奪うな”といった声も出ている。

 田代氏は、日本人の“クリーン活動”について井川氏が辛らつな言葉で批判したことを取り上げたニュースを紹介し、「これはちょっと違うんじゃないかな。表面的な事しか見えてない」とコメント。「これによりサッカー、スポーツをしている子供達が自分達が使ったロッカールームを綺麗にしている事。海外のチームもこの影響でゴミを散らかさないようにしてるチームもあるし良い波及が広がっている事は確か」と、子供たちや海外チームにも良い影響が広がっていると説明した。

 続けて「実際、今月日本にオーストラリアのチームを連れて行って試合する時にロッカールームを借りたが、普段はめちゃくちゃにして帰るチームが多い中そのチームは日本の文化を知った上でめちゃくちゃ綺麗にして帰ってくれた。ニュースなどでみる日本のロッカールームを綺麗にするのamazingだと言ってくれてた」とツイート。自身が経験した、オーストラリアのチームとのやり取りを明かした。

 田代氏は鹿島、山形、神戸、C大阪でプレーした後、2017~18年にはオーストラリアのクラブに所属。鹿島時代の08年には日本代表に選出され、東アジア選手権で3試合に出場した。18年に現役を引退し、現在はオーストラリア・シドニーに在住している。

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2022年11月26日のニュース