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イングランド6発 56年ぶり頂点へ快勝発進!1試合で異例のアディショナルタイム25分超

[ 2022年11月22日 00:31 ]

W杯1次リーグB組   イングランド6―2イラン ( 2022年11月21日    ハリファ国際 )

<イングランド・イラン>前半、W杯デビュー戦でゴールを決め喜ぶイングランドFWサカ(左)(AP)
Photo By AP

 大会2日目の21日に1次リーグB組のイングランド―イランが行われ、イングランドが6―2で快勝した。前半35分にMFジュード・ベリンガム(19=ドルトムント)が頭で決めて先制すると、同43分にはFWブカヨ・サカ(21=アーセナル)が強烈な左シュートで追加点。次世代のスター候補2人が躍動し、自国開催の66年大会以来となる56年ぶりの頂点へ好発進した。また、イランGKの負傷交代含め試合が止まっている時間が長く、アディショナルタイムは前半15分、後半も14分という異例の試合となった。

 サッカーの母国が、FIFAランクでアジア最上位のイランを一蹴した。大量得点の口火を切ったのは、19歳のベリンガムだ。前半35分、DFショーの左足クロスに頭で合わせてネットを揺らした。ドルトムントで今季、欧州CLで4試合連続ゴールをマークするなど今大会注目の若き才能。記念すべき代表初得点となる先制点でチームに勢いをもたらし、「人々を興奮させ、選手たちが楽しめるようなサッカーをしたい」と語っていたサウスゲート監督の言葉を見事に体現してみせた。

 イレブンがキックオフ直前に人種差別への抗議を込めた“膝立ち”を実行してキックオフとなった一戦。無敗で突破した欧州予選で最多39得点を記録した自慢の攻撃力が爆発した。1―0の後半43分には、左CKのこぼれ球を同じくスター候補のサカが強烈な左足シュートで加点。さらに前半終了間際には、史上初2大会連続の得点王を狙うエースFWケーンの右クロスに、FWスターリングが右足で合わせて早々と試合を決めた。

 チームは前回大会4位に入賞し、昨年の欧州選手権で準優勝。16年9月に就任したサウスゲート監督が時間をかけてチームを熟成させてきた。直近6戦勝ちなし(3分け3敗)と調子を崩していたが、3バックから4バックに変更するなど修正。母国の英雄ベッカム氏も見守る中、後半17分にはサカが2点目を決めるなど6発快勝で、56年ぶり戴冠へ最高のスタートを切った。

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