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初出場の飯塚は初戦の2回戦で明桜と激突 片山主将「ワクワク」全国高校サッカー選手権抽選会

[ 2022年11月21日 18:47 ]

初出場の選手権の組み合わせ抽選会に出席し、初戦に向け気合いを入れる飯塚の片山敬介主将
Photo By スポニチ

 第101回全国高校サッカー選手権(12月28日開幕)の組み合わせ抽選会が21日、オンラインで行われた。

 初出場の飯塚(福岡)は初戦の2回戦で明桜(秋田)と対戦。前回大会準Vの大津(熊本)は初戦の2回戦で浜松開誠館(静岡)、12年ぶり出場の国見(長崎)は1回戦で北海(北海道)、前回ベスト4の高川学園(山口)は初戦の2回戦で優勝経験のある強豪・富山第一(富山)と顔を合わせる。

 九州地区の代表校の初戦は1回戦で大分―聖和学園(宮城)、龍谷(佐賀)―鹿島学園(茨城)、日章学園(宮崎)―前橋育英(群馬)、西原(沖縄)―日大藤沢(神奈川)、2回戦で神村学園(鹿児島)―山梨学院(山梨)に決まった。

 飯塚は決勝で選手権3度Vの名門・東福岡を1―0で破り激戦区の福岡代表の座を初めてつかんだ。抽選会にに出席した片山敬介主将は初戦の明桜戦に向け「素晴らしいチームと対戦できることにとてもワクワクしています」と笑顔をみせ「簡単に勝てる試合はないので1回戦から最高の状態で臨めるように」と意気込んだ。

 チームの特長については「最初の0秒から最後のホイッスルまで出力や強度、すべてにおいて圧倒できるチーム」と自信。初めて挑む夢舞台へ「飯塚らしく1回戦から決勝という気持ちで全力で戦いたい」と決意を話し「福岡県の代表として全員の想いを背負い初出場初優勝を目指して頑張りたい」と誓った。

 前回大会準Vの大津はエース・小林俊瑛主将が参加。初戦に向け「サッカー王国である静岡県を勝ち抜いてきたチームなので対戦がすごく楽しみ」と話した。

 「相手は関係なく自分たちに集中して1戦1戦やるだけ」と気を引き締め「前回は準Vという結果に終わってしまったが今回は優勝を目指して笑顔で優勝旗を掲げられるように」。悲願の頂点に立つことを誓った。

 優勝6回を誇る名門・国見は12年ぶりとなる選手権の舞台。上田陽南太主将は「すごく強い相手と対戦させていただく」と話し、チームについて「責任感がある選手が多い。サイド攻撃が得意なので新しい国見を見せていけるように」と手応えを口にした。

 名門の完全復活へ狼煙をあげる全国の舞台へ「たくさんの人の思いを背負って7度目の優勝を目指して頑張ります」と力をこめた。

 前回大会4強の高川学園(山口)は2013年の覇者・富山第一との対戦が決まり2回戦注目の好カードとなった。山本陽主将は富山第一について「選手権優勝の経験もある強くて速い、そして上手い素晴らしいチーム」とリスペクトを口にした。

 前回大会はセットプレー時に輪を作ってぐるぐる回り相手を攪乱する斬新な作戦「トルメンタ」が世界中で大きな話題を呼んだ。

 「セットプレーもそうだが自分たちは去年の先輩方と違って力がないと言われています」と山本主将。それでも「走って競って泥臭く頑張れるチーム。先輩方を超えられるように頑張りたい」と前回とは違った長所を発揮し頂点に立つことを誓った。 

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2022年11月21日のニュース