×

日本代表MF遠藤 ドイツ戦出場OK!脳振とうからの復帰へ自信「あと2日で100%に近い状態に」

[ 2022年11月21日 21:12 ]

W杯カタール大会1次リーグE組   日本―ドイツ ( 2022年11月23日    ハリファ国際 )

<日本代表練練習>ボール回しに汗を流す遠藤(中)(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 20日に開幕したサッカーのW杯カタール大会で日本代表は、23日に強豪ドイツ代表との初戦を迎える。2大会連続2回目の出場となるMF遠藤航(29=シュツットガルト)は「全体練習にも合流しているし、あと2日で100に近い状態に戻ると思っている」と脳振とうからの復帰へ順調に回復していることをアピールした。

<遠藤航と一問一答>

 ――開幕した。

 「開幕戦はみんなで試合を見たりもしたが、気持ち的には少しずつ準備できている感覚かなと思う」

 ――中東での初のW杯。ロシアとの違い。

 「個人的な立場で言うと、ロシアでは試合に出ていない。今回は予選から試合にださせてもらって、チームの中心としてやらせてもらっている。今回のW杯は僕にとっては新たなチャレンジになる」

 ――ロシアの悔しさ。

 「ベルギーに負けてから、あの悔しさはチームとしてもそうだし、個人的に出られなかった悔しさ忘れずに4年間やろうと当時思ったので、忘れずにというか、この4年間はしっかりやってこられたと思う」

 ――全体練習に復帰。

 「コンディションは少しずつ良くなっている。全体練習にも合流している。いい準備をするだけ。あと2日で100に近い状態に戻ると思っている」

 ――まとまり。

 「チームとしてのまとまりはある。選手がいろんな意見を言いながら、ピッチ内外でコミュニケーションを取れていると思う」

 ――立ち位置。

 「ベテランの選手だったり若い選手の両方とコミュニケーションを取れるように意識している。かといって若手がベテランの選手と話さないかと言ったら、そんなことはない。上手くバランスを取りながら、他の選手だったり監督やスタッフだったりとコミュニケーションを取っている」

 ――ドイツ戦。

 「抽選でグループを見たときにこれがW杯だなというか、やるなら強いチームとやりたいと思っていたし、個人的にはブンデスに憧れてブンデスにいって、実際にブンデスに行って、まさか初戦でドイツと当たると思っていなかったので、運命を感じているというか、興奮しているというか楽しみです」

 ――ドイツ代表と。

 「代表選手とはないが、チームメートはドイツの選手が多いので、みんな注目している」

 ――自身の役割。

 「守備での貢献度は自分の良さではあるし、ただ一人で守るわけではない。チームとしてどう守るかが大事。そこは練習で落とし込みながらいい準備ができている」

 ――デュエル。

 「全然やれると思う。(自信)ずっとドイツでやってきたというところで、ブンデスでは常にドイツ人と1対1だったりとか試合をしてきている。みんな自信を持ってこの大会に来ていると思う。選手一人一人の特長は、ドイツでやっている選手も多いのでそこまで言う必要はないと思っているが、やったことない選手とかに少し言ったりはしている」

 ――体の状態について。

 「全体練習には入っているし、個人的に動いて特に何かがあるわけではない」

 ――プロトコルは全て終わって、もうある程度チームのことはほぼ全て出来ているか。

 「そうですね。はい」

 ――怖さが残る心配も。

 「体がケガしているわけではないので練習はできるけど、もちろんもう一回当たったらどうしようみたいなところの不安はあるが、それを気にしていたらサッカーはできない。練習や試合になれば、そこはあまり気にせずにプレーできると思っている」

 ――開幕戦を見て。

 「全部見られたわけではないが、立ち上がり5分10分見られてない状態だが、エクアドルの方が入りは良かったし、カタールは開催国のプレッシャーもあったのかなと見ていた。自分たちはたぶんそこまでプレッシャーという面では大きくないのかなと思っている。入りでどれだけ勢いを持てるかがすごく大事かなと特にエクアドルを見て思ったし、対ドイツでもアグレッシブにしっかり入れる方がいいのかなと思った」

 ――初戦への心境は。

 「すごく楽しみな気持ちしかない。落ち着いているし、練習に入れない時間もあったが今は入れているし、いい準備を残りの期間でやっていくだけ」

 ――遠藤の出来がドイツ戦を左右する。 

 「今まで中盤の中心としてずっと試合に出させてもらっているので、対ドイツだろうが対コスタリカだろうが対スペインだろうが、自分の役割は分かっているし、皆さんに期待してもらっているというところで言うと、4年前と全然立場が違うなと実感できるし、そういった意味では楽しみな気持ちしかない。今まで自分がやり続けてきたこと、皆さんに見せてきたことをW杯でも出せるかが楽しみです」

 ――自信があるように見える。

 「落ち着いてはいますけど、チームとしてもいいチームになったと思っているし、それぞれ海外でやっている選手もここに合流する前に調子のいい選手も多いし、個人的にはずっと試合に出ていて、最後アクシデントみたいになってしまったが、初戦に間に合うくらいの状態になっているので、あとは試合に出るのであれば100%そそぐだけ」

 ――90分いけるか。

 「やってみないと分からないが、そんなにすごく試合から離れているわけではないので90分やるつもりでいる」

 ――6月シリーズが終わった後に選手たちの思いを監督に伝えた、監督の考えも。

 「選手は選手で所属クラブでやっている戦術が違って、ある程度代表がこうしたいというものがあるんで、そこをいかにすりあわせられるかが大事になる。代表には代表のサッカーがあって、やり方があるので、どういう意図で監督や他のスタッフが代表として、自分たちがどういうストロングを出していけるのかと思っているのかを選手が理解したうえで挑戦しないといけない」

続きを表示

この記事のフォト

2022年11月21日のニュース