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カズ見届ける!ドーハ組のDNA 川島、麻也、長友に期待「誇り受け継いでくれている」 29年ぶりの再訪

[ 2022年11月21日 04:30 ]

<FC神楽しまね・鈴鹿ポイントゲッターズ> 前半、ゴール前に攻め上がる三浦(撮影・大森 寛明)
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 JFL鈴鹿ポイントゲッターズのFW三浦知良(55)が21日、W杯公式スポンサー「ハイセンス」のアンバサダーとして93年の「悲劇」以来、29年ぶりのドーハ入りへ向けて出国する。思い出の地再訪へ、胸が高鳴るかと思いきや「自分がプレーできたら、もっとワクワクするんでしょうけど」とちょっぴり悔しさもにじませた。

 今でこそ7大会連続でW杯出場を果たした日本だが、全ては「ドーハの悲劇」で流した先駆者の涙から始まった。“ドーハ組のDNA”は脈々と受け継がれており、川島、吉田、長友のベテラン勢の名前を挙げて期待を寄せた。

 「日本代表としての責任、誇りを受け継いでくれている。選手が新しく入れ替わる中でも、その重要性を伝えてきてくれている。(おかげで)代表の強い意志は昔よりもさらに強くなっている」

 この日、カズは神楽しまねと今季最終節を戦った。先発し、前半で退いたが、激しいタックルに屈せず必死に攻め上がった。長期離脱はありながらも激動のJFL1年目を完走。「チームメートと知り合えて、力を合わせてやってきた。新たな宝ができた」
 来季の去就は不透明ながら、最も燃えられる場所で、再び戦場へ戻るつもりでいる。“原点”の地で見届ける、後輩の死闘を活力にして。

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2022年11月21日のニュース