先月21日に急逝…工藤壮人さんへ妻が思い記す「全ての方々から応援、ご声援をいただけたことは彼の誇り」

[ 2022年11月21日 23:06 ]

　先月21日に急逝したサッカー元日本代表FW工藤壮人さん（享年32）の妻が21日、工藤さんのインスタグラムを更新し、亡き夫への思いと感謝の言葉を記した。

　「工藤壮人を応援してくださったすべての皆さまへ」と書き出して更新されたインスタグラムは「先月10月21日に主人がこの世を離れてから、今日でちょうど1ヶ月が経ちました」とし「あまりに突然の出来事で、私たち家族もいまだに気持ちの整理がついておりません」と家族の心境を記した。

　「今でも毎日お昼過ぎに練習から帰ってきて、ただいま！と、あのくしゃくしゃの笑顔を見せてくれる気がしてなりません」と工藤さんの笑顔を思い浮かべる毎日だとした。

　その中で「私や娘、親族がやり場のない悲しみにくれるなか、Instagramへのコメント、Twitter、スタジアムでの横断幕や応援を通して、本当にたくさんの愛のこもったお言葉や力強いメッセージに触れ、折れそうな心を何度も支えていただきました」と感謝の思いを記した。

　「今日までサポートしてくださった皆さまにどうしても感謝の気持ちを伝えたいと思い、こちらに投稿させていただくことにしました」と、最愛の夫の死後、初めてインスタグラムを更新することを決意した。

　「『テゲバジャーロをJ2に』『1試合でも多く、娘にサッカーをしている姿を見せたい』そう何度も口にしていた主人からすれば、志半ばのサッカー人生だったかもしれません」とし「それでも、これまでのサッカー選手人生を通じて、本当に多くのファンやサポーター、スポンサー、主人に関わる全ての方々から応援、ご声援をいただけたことは彼の誇りです」とした。

　「また、どこのチームへ行っても最高のチームメイトやスタッフ、家族のように接してくださった方々との出会いがあり、国内国外問わず、その土地土地の素晴らしさを感じながら生活することができました。人との出会いに恵まれる才能は人一倍で、とても実りのある人生を送れていたことを幸せに思います」と工藤さんに感謝した。

　「工藤壮人が出会えたすべての皆さまに、感謝申し上げます」とし「主人は、たくさんの子供たちに夢を与え、サッカーを楽しんでほしいという思いから、指導者の勉強もしておりました。私たち家族としましては、全てのサッカーファミリー、そして、これからサッカー選手という夢を持つお子さまとそのご家族に、このような悲しい出来事が二度と起こることのないよう願っております」と思いを記した。

　そして「最後になりましたが、長年にわたり温かく応援してくださった皆さまへ、工藤壮人に代わり御礼申し上げます。本当にありがとうございました」と感謝し「工藤壮人の関わったチームの益々の躍進、サッカー界の更なる発展、そして、これからカタールW杯に臨む日本代表チームの健闘を祈っています」と締めた。