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フランスに激震…FWベンゼマが左太腿負傷でW杯欠場 全治3週間で窮地もデシャン監督「十分自信がある」

[ 2022年11月21日 04:25 ]

負傷でW杯欠場が決まったベンゼマ(AP)
Photo By AP

 W杯連覇を狙うフランスに激震が走った。先月バロンドール(世界最優秀選手)を受賞したFWカリム・ベンゼマ(34)が19日、練習中に左太腿を負傷して大会を欠場することが決まった。MRI検査で左大腿四頭筋の負傷で全治3週間と診断された。所属するRマドリードでコンディション不良を抱えていた中でこの日がカタール入り後、初めての全体練習参加だったという。

 ベンゼマはSNSで「人生で決して諦めることはないが、今夜はいつものようにチームのことを考えなければならなかった」と告白。「仲間が素晴らしいW杯を実現するのを助けてくれる誰かに、私の枠を譲ることにした」と自身2大会ぶりの出場が不可能になったことを受け入れた。

 ベンゼマは昨季Rマドリードの欧州チャンピオンズリーグ制覇に貢献。次世代エースのエムバペと並んでW杯連覇を狙うフランスをけん引する存在として期待されていただけにチームにとっては大きな打撃。前回優勝を支えたポグバとカンテの両MFに加え、14日にDFキンペンベ、15日にFWエンクンクの大会欠場が決まったばかり。「ベンゼマはこの大会を大きな目標にしていたので悲しい」と話したデシャン監督は傷だらけのチームに関し「十分自信がある。待ち受ける大きな挑戦を達成できるよう全力を尽くす」と訴えた。

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