【カタール日記】日本代表ユニホーム「ない」即答にさみしさ…

レストランにはちゃんと日の丸（中央付近）があった
Photo By スポニチ

　元々旧市街があったエリアに、布製品を扱う商店が並ぶ一角があった。道幅は1メートルもなく、日中でも薄暗い。3秒でも立ち止まれば客引きがひっきりなしに声を掛けてくる。その中に、W杯用に各国のユニホームを売る店があった。国ごとに整理するでもなく、混然と積み上げられたその数はざっと1000枚以上か。足を止めると早速、客引きから「どうだ？」と声が掛かった。試しに聞いてみた。「日本のはある？」。即答だった。「ない」。

　ですよね…とさみしさを覚えつつ路地から大通りに出てみれば、多国籍の料理を扱うレストラン。はためく国旗の中にはちゃんと日の丸もあった。いつかサッカーでも日本がポピュラーの仲間入りをする日が来ますように…。ちなみに街中で最も着用率が高いユニホームは、やっぱりブラジルです。（波多野　詩菜）