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日本代表MF南野「前回、前々回はメンバー外で悔しさあった」 27歳にして初のW杯で「歴史をつくる」

[ 2022年11月21日 20:45 ]

W杯カタール大会1次リーグE組   日本―ドイツ ( 2022年11月23日    ハリファ国際 )

<日本代表練練習>鋭い視線の南野(撮影・西海健太郎)
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 20日に開幕したサッカーのW杯カタール大会で日本代表は、23日に強豪ドイツ代表との初戦を迎える。本大会での復活を期す背番号10のMF南野拓実(27=モナコ)は自身初出場となるW杯へ向け「日本のために歴史を作る大会にしたい」と意気込んだ。

<南野と一問一答>

 ――チームの雰囲気は。

 「いよいよW杯始まるなという中で個人的にもワクワクしているし、チーム全体でも非情に良い状態でTRできている」

 ――個人として。

 「W杯で歴史をつくれれば良いと思っている」

 ――開幕戦。

 「開催国カタールが試合優位に進める意見もあったが、立ち上がりからエクアドルが圧倒していた。W杯の難しさを感じた。興味深い開幕戦だった」

 ――日本にとっても初戦重要。難しさ。

 「W杯では初戦が非常に重要なのは皆、分かって居る。相手も同様。ただ格上でプレッシャーあると思う。僕たちは全力でぶつかる。全力でプレーできれば良い」

 ――カナダ戦は。

 「負け方。本戦ではあってはいけない。ゴールを奪った後のセットでの失点も締め直さないといけない部分。課題であり、収穫である。個人では?ゴール前でのクオリティ、チームとしての守備意識。個人としてもチームとしても改善できれば良い」

 ――南野の注目度。

 「全くですね。メディア報道は見ない。自分のペースで本大会に準備したい」

 ――アジアと世界で違う。

 「アジア予選の戦いとは全く違う戦いになる。相手に保持される時間は多くなる。その中で自分としては何ができるか、その部分でも準備している。試合で良い結果を出せるようにしたい」

 ――チャンスは少ない。

 「そういうチャンスがあればチームのためゴールを決めて貢献したい。そのために準備したい」

 ――10番の重み。

 「どういう選手が付けてきたか知っている。日本代表では特別な番号。でも自分が何かを替えることはなく、自分らしくやりたい」

 ――コミュニケーッションは積極的か。

 「日本人同士ですし、普段よりも簡単にコミュニケーッションが取れる。サッカーだけではなく、良い雰囲気だと思う。色んな選手とコミュ取っている」

 ――どんなW杯に。

 「子供の頃から夢。今は立場が違う。日本のために歴史をつくる大会にしたい」

 ――4年間大事にしてきたのは。

 「前回、前々回はメンバー外で悔しさあった。今回は4年間チームで選んでもらってプレーし続けて、アジア予選とか通して、前よりもW杯への気持ちや責任感は違う。自分がもっと貢献できるか考え続けてきた4年間。その上で今ここにいる。4年前とは立場違うし、胸を張れる。大切にしてきたのは、チームが勝つために何ができるか積み上げてきた。集大成なので結果につなげられれば」

 ――宿舎とかでも考えてきた。

 「僕だけじゃなく、皆そうやってチームのためとか、サバイバルの部分でも代表はそういうところ。試行錯誤しながら、ここまできた」

 ――自分らしさとは。

 「守備でも攻撃でもチームに関われる。その中で攻撃でも最後の部分で貢献できる。僕の理想の選手像。チームにとって重要な選手はそこがちゃんとできる選手」

 ――アンダーカテゴリーでも結果を残してきた。その経験は。

 「常にチャレンジャーで臨む方がやりやすい。日本は強豪国じゃない。何か背負うのではなくチャレンジャーのメンタルで今回も戦う。それが日本や自分たちの良さを出せる一つのメンタリティ。開き直りや思い切った、勇気を持ったプレーできればリズムが出てくる」

 ――不測の事態での対応力。

 「プランはもちろんある中で相手が替えた時にどう変化するかは課題だったが、選手は自覚を持っている。相手の変化に対応しつつ、状況や時間帯に応じて変化できるかは良い結果を収めるカギになる。僕も1回目のW杯。まずは自分がチームに何ができるかに集中したい。自分が周りに影響を与えるのはプレー。自分のプレーに集中したい」

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