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前田大然、鬼プレスから隙狙う! ドイツDFラインの裏スペース「突けたらいい」

[ 2022年11月21日 04:30 ]

競り合う遠藤と前田(撮影・西海 健太郎)
Photo By スポニチ

 日本代表がドイツの弱点を洗い出した。19日にミーティングを行い、分析を共有。センターバックはRマドリードの29歳、リュディガーが故障明けのため、ドルトムントの27歳、ズーレが入る可能性がある。ズーレは1メートル95の長身で空中戦には強いが、アジリティー(俊敏性)に欠けるのが弱点。守備の際、日本が前線からプレスのスイッチを入れる時の狙いどころとして示されたという。

 一方、リュディガーは超快足。Opta(データサイト)によると、チェルシー時代の昨季はリバプールのFWサラーより速いリーグ最速の時速36・7キロを計測した。ただ、日本が誇る韋駄天(いだてん)のFW前田も負けるつもりはない。「スピードでびびらせられれば」と真っ向勝負を挑むつもりだ。

 また攻撃では、ドイツのDFラインの裏にスペースが生まれやすいことが共有された。前田は「カウンターの時に、後ろの選手が上がって結構スペースがあった。そういったところは突けたらいい」と話す。日本の縦の速さはドイツも警戒しているが、意表を突くポイントを整理し、狙いどころを定めていく。

 高さやフィジカルなど身体的に劣るなら、研ぎ澄ませるものは精度。「クロスとかも、(ドイツは)ハイボール(への対処)は強いですけど、相手の前に入って先に触るとか、そういうのは日本の良さだと思う」と前田。カナダ戦の先制点が柴崎の裏への長いパスと相馬の抜群の飛び出しから生まれたように、一瞬の隙をゴールに変えていく。

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2022年11月21日のニュース