17歳がC大阪に勢い 南野「良かった」公式戦初得点

[ 2012年12月16日 06:00 ]

<C大阪・清水>前半24分、先制ゴールを決め、扇原(左)らに祝福される南野

天皇杯4回戦 C大阪4-0清水

(12月15日 長居)
 降り止まない雨に打たれながら、C大阪の高校3年生がまばゆい輝きを放った。前半24分に相手DFのクリアを拾って抜け出した南野が、利き足とは逆の左足を一閃(いっせん)。強烈にインパクトした一撃がゴール右に突き刺さり、自身にとって17歳10カ月29日での公式戦初ゴールとなった。この先制弾を皮切りにC大阪が4発快勝。清水を寄せつけず8強に進出した。

 「ボールが来たときから“シュートを打とう”と決めていた。ジャストミートできたし入って良かった」

 危機的状況を救う一発だった。レヴィー・クルピ監督に加え、元ブラジル代表MFシンプリシオ、韓国代表GK金鎮鉉(キムジンヒョン)らも家族の事情を理由にシーズン終了を待たずに帰国。さらにエースのMF柿谷は右かかと痛、主将のDF藤本を右大腿二頭筋損傷で欠場を余儀なくされた。不安要素は尽きなかっただけに、この17歳が奪った先制弾の意味合いは大きかった。

 目の前のライバルに負けるわけにもいかなかった。昨年のU-17W杯メキシコ大会でともに戦った清水のMF石毛は、今年4月にJリーグデビュー。トップ昇格が内定している南野自身も11月にリーグ戦初出場を果たしたが、差をつけられたことに焦りを感じていた。「石毛がトップでプレーしていて、いつも悔しかった。きょうは絶対に勝ちたかった」。必勝を期して臨んだ舞台で見事に結果を出した。

 これで2年連続の4強入りを懸ける準々決勝は、G大阪とのダービーマッチとなった。「小さい頃からセレッソファンで、その試合への気持ちは人一倍強い」。ジュニアユースからC大阪で育ち、この一戦のもつ重要性は十分に分かっている。クラブの将来を担う新星が、プロ入りを前に再び大仕事をやってのける。

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