【馬券顛末記】“菜七子推し”の熱に驚き…長い目で応援してあげよう

[ 2019年3月24日 16:56 ]

<高松宮記念>パドックをまわるスノードラゴンと藤田(撮影・村上 大輔)
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 高松宮記念デーは朝から尋常じゃない“熱気”に背中を押された。名鉄名古屋駅ホームの吉野家で並盛り牛丼をかき込み、豊橋行き急行に飛び乗った瞬間、ぎょっとした。目の前に藤田菜七子の“親衛隊”がいたからだ。

 ジャケットの背中に「根本厩舎 藤田菜七子!!」「菜七子推し!!」の刺繍。生写真をプリントした大量の缶バッジがところ狭しと並ぶ。こんな熱いファンを目撃すると車両にいる若い人間全員が菜七子ファンに見えて来るから不思議。

 それもあながち間違いではなかった。菜七子人気はスゴい。駅前から「フローラルウォーク」を歩くと競馬場の開門(繰り上げられて8時に)前にすでに200人以上の大行列。明らかに彼女目当て。ナリタブライアンの高松宮記念参戦時(96年・4着)も盛り上がったが、それ以上だった。

 菜七子&スノードラゴンは頑張った。真っ白になった馬体をはずませ、直線懸命に前を追ったが17着。やむなし。11歳高齢馬の奮闘を讃えたい。

 当方が勝負したナックビーナスはイメージした位置すら取れず14着。3連単が400万円超という歴史的大波乱に一矢報いることは出来なかった。穴党を自負する立場として悔しい限り。馬券もめちゃくちゃやられたが、荒れすぎだろ!!

 菜七子ファンはきょうの結果に納得して帰路についたと思う。いずれチャンスは来る。必ず来る。長い目で彼女を応援してあげてほしい。
 @中京競馬場(4月24日、大阪本社・オサム) 

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