稲垣吾郎 子孫を残す「本能的で必要」“命”を題材にした作品への出演で「自分の中でも何か変化が…」

[ 2024年4月12日 15:11 ]

NHK「ドラマ10『燕は戻ってこない』試写会・出演者会見」に出席した稲垣吾郎(撮影・小渕 日向子)
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 俳優の稲垣吾郎(50)が12日、都内で行われたNHK「ドラマ10『燕は戻ってこない』試写会・出演者会見」に出席した。主演で女優の石橋静河(29)、女優の内田有紀(48)も登壇した。

 今作は、それぞれの欲望が「代理出産」を通じて交差する、社会的関心が高まる生殖医療の光と影をノンストップ・エンターテイメントで描く。

 少し踏み込んだ題材「生殖医療」をテーマとする本作を「一つの挑戦だなと思った」と評価。「色々とテーマになっているモノは他人事ではない。このドラマを必要としてくださる人、一人でも多くの人に届けられたら良いなと思って撮影している」と語尾を強めた。

 出演決断にあたり、原作に目を通した稲垣は「原作を読ませて頂いたときに目からうろこ。知らないことが多かったですし、女性の気持ち分かっているようで分かっていないことが多いなと思った」とうなずき、男性の立場として「自分の欲望、自分のDNA、子孫を残したいという本能的なのもであって、それは必要なものでもある。(作品に)いろいろ考えさせるなと思った」と役を演じている中で感じた思いを明かした。

 「僕自身が自分のDNA、自分の何かを残すということに対してあまり関わりがなく生きてきたので、考えるきっかけにはなりました。自分が何か変わったというワケではないんですけど、“自分のDNA”を残したいっていう役があるんだなと思いながら、考えながら演じている」としみじみ。

 「自分の中でも何か変化が起きてくるのかなとも思ったりしながら」とはにかんだ。

 お金も夢もない派遣社員として暮らすリキ(石橋静河)は、職場の同僚から「卵子提供」をして金を稼ごうと誘われ、面談を受けてみると「代理出産」を持ちかけられる。その時、元バレエダンサーの草桶基(稲垣吾郎)とその妻、悠子(内田有紀)が、高額の謝礼と引き換えに二人の子を産んでくれる「代理母」を探していた。

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