囲碁の最年少棋士・藤田初段 1月に初の海外武者修行 「世界最強」申九段を育てた韓九段の道場で囲碁漬け

[ 2024年2月2日 19:56 ]

藤田怜央初段(手前)
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 囲碁の史上最年少棋士・藤田怜央初段(10)が先月、韓国へ初の海外武者修行をしていたことが2日、分かった。この日、大阪・関西将棋会館で行われた関西囲碁将棋記者クラブの月例会で藤田が所属する関西棋院の関係者が語った。

 父・陽彦さんが同行し1月1日から25日まで、「世界最強」とされる申眞ソ(シン・ジンソ)九段を育てた韓鐘振(ハン・ジョンジン)九段が主宰するソウルの道場に泊まり込んで、朝8時から夜8時まで囲碁漬けの日々を送ったという。

 当地での非公式戦に出場した昨年12月、韓から「申の10歳当時に負けない才能」と称賛されたことが武者修行のきっかけ。韓は3月から韓国棋院へ客員棋士として移籍する仲邑菫女流棋聖(14)も教えを受けた伯楽だった。藤田は一昨年8月のプロ入り会見で、尊敬する棋士として井山裕太王座(34)と申の名前を挙げていた。

 藤田は2月14日、名人戦予選Cで佐藤彰四段(73)と今年初戦を迎える。藤田の昨年の成績は7勝10敗。武者修行の成果を発揮する1年が始まる。

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