ユニバーサルミュージック TikTokと契約打ち切り 適切報酬、有害AI対策要求も「無関心」強く非難

[ 2024年2月2日 17:51 ]

ユニバーサルミュージックのロゴ(ロイター)

 米の大手音楽レーベル・ユニバーサルミュージックグループが2日までに公式サイトを更新。TikTokとの契約を打ち切ると発表した。

 2日、ユニバーサルミュージックジャパンの公式サイトでも見解が発表され、「ユニバーサルミュージックグループ(UMG)の公式ホームページで発表された通り、2024年1月31日を期限としていたUMGとTikTokの契約については、更新の合意に至ることができませんでした」とした。

 「アーティストとソングライターへの適切な報酬」「AIの有害な影響からの人間のアーティストを守ること」「TikTokユーザーのオンライン上の安全性」に対処するよう、TikTok側に提案したというが、「TikTokはこれに無関心、或いは威圧的な態度で応じました。UMGはこうしたTikTokの姿勢が引き起こす問題を、これ以上看過するわけにはいかないと考えています」と強い言葉で非難した。

 「契約が合意に至らなかったことに伴い、ファンの皆様にはTikTok上でUMGの管理楽曲を利用した動画の作成や視聴に影響が出る形となり、ご迷惑・ご不便をおかけしておりますことをお詫び申し上げます」と謝罪した上で、「UMGとして、このたびの判断はアーティストの権利・創造性・価値を守るために不可欠なものと認識しており、皆様のご理解をいただけますと幸いです」と理解を求めた。

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