亀井正貴弁護士 伊東純也“逆告訴”で見解「この罪名で逆告訴をこのタイミングでやる事例はそう多くない」

[ 2024年2月2日 13:38 ]

 元大阪地検検事で弁護士の亀井正貴氏が2日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)にリモート出演。日本サッカー協会(JFA)が1日(日本時間2日)、カタールで開催中のアジア杯に参戦中の日本代表から同日付で離脱すると発表していたMF伊東純也について、離脱の最終判断を先送りしたことに言及した。

 同協会の山本昌邦ナショナルチームダイレクターが1日夜(日本時間2日未明)、報道陣の取材に応じ、性加害疑惑報道のあったMF伊東純也の今後の処遇などについて説明。山本氏によると、伊東の離脱決定後に、選手たちから優勝を目指す中で一緒に戦いたいという声が挙がったという。その後、森保監督やスタッフ、選手たちと話し合いを持ち、田嶋幸三会長に相談し「残す方向で改めて調整するということになった」と話した。また、離脱発表から急転した背景を「選手たちの純也と一緒に戦いたいという強い声はあった。それも大きな要因の一つ」とした。

 一方で、離脱を撤回したのではなく最終判断を先送りしたとの認識を示したうえで、田嶋会長や協会幹部、専門家を含めた協議を日本時間2日午前に行い、再検討すると説明。再び離脱の決定を下す可能性については「それもゼロではない」と話すにとどめた。

 伊東には1月31日にデイリー新潮で昨年6月に大阪市内で同意を得ないまま性行為に及んだ疑いが報じられるとともに、大阪府警が女性2人からの刑事告訴(準強制性交等罪)を受理したことも判明。伊東は同日のバーレーン戦でベンチ入りしたもののプレーせず、試合後は「サッカー以外のことは駄目だと言われたので」とだけ話していた。

 また、伊東の代理人弁護士は1日、性加害はなかったとして、虚偽告訴容疑の告訴状を大阪府警に提出し、受理された。弁護士は取材に「全くの事実無根だ」と主張。告訴状では、伊東はホテルで2人と過ごしたが、2人の話は不自然に変遷しており、物的証拠は一切存在しないとしている。府警は双方から話を聴き、慎重に調べるとみられる。

 MCの恵俊彰が「両方が訴えている状態。こういうケースはよくあることなんですか?」と聞くと、亀井氏は「あまりないですけれども、たしかに、いわゆる性的関係についての犯罪に関して、今回のように告訴された側が警察と事前に水面下で話をしながら、告訴を受理してもらうような行動を取るというのは事例としてはあります」と話した。恵の「女性2人側について大阪府警が受理している、伊東選手も大阪府警に提出ということで、大阪府警としては、当然ですけれども、伊東選手が訴えられていることも分かった上で、伊東選手の訴えも“分かりましたよ”と認めたということですよね?」には、「そういう意味では、この罪名で逆告訴をこのタイミングでやる事例はそう多くないと思います」と自身の見解を述べた。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2024年2月2日のニュース