藤井王将 2月に富山、石川などで棋王戦5番勝負「棋士としては一生懸命指し、面白い将棋を」

[ 2024年1月4日 17:36 ]

<「ABEMAトーナメント2024」ドラフト会議収録時合同取材>フォトセッションに臨む藤井聡太王将(撮影・大城 有生希)
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 7日に開幕する将棋の第73期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)で対戦する藤井聡太王将(21)=8冠=と菅井竜也八段(31)が4日、東京都内で行われた「ABEMAトーナメント2024」の収録で新年初仕事をこなした。

 両者は収録の合間に取材に応じ、藤井は年末年始を「12月30日から1月3日まで、5日間休みました」とすっきりした表情で明かした。王将戦に向けては「(菅井と対戦した)昨年の叡王戦も大変なシリーズ。今回もそういった戦いになると思う。中盤での力を感じたので、そこで離されないように戦いたい」と話し、開幕局へのエネルギー充填度は「7、8割くらいの気持ちの準備です」と語った。

 2月には伊藤匠七段(21)相手の棋王戦5番勝負にも突入。開催地は富山、石川、新潟と、元日の地震による影響を受けた地域での開催となるが「震災で心が痛み、被災地が一日でも早く復興することを祈っています。棋士としては対局で一生懸命指し、見ている方に面白い将棋をお見せできれば」と話した。

 挑戦者の菅井も年末年始は「4、5日くらい休んだ」と言い、王将戦への充填度を「集中するのは対局の始まる数時間前からでいい。今は戦術面だけを考えいる」と心中を表現。今年の目標については「結果を残したい。自分を応援してくれるファンの人に一番かっこいい姿を見せたい」とファイティングポーズをつくっていた。

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