「紅白歌合戦」瞬間最高視聴率は36・7% 3年連続40%大台届かず 結果発表、紅組優勝の場面

[ 2024年1月4日 09:15 ]

<紅白歌合戦>紅組の2年ぶり優勝で幕を閉じた「第74回NHK紅白歌合戦」(撮影・藤山 由理)
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 昨年大みそかの「第74回NHK紅白歌合戦」(後7・20~11・45)の瞬間世帯最高視聴率は36・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが4日、分かった。瞬間最高でも3年連続で40%の大台には届かなかった。

 同数字は第2部(後半)の午後11時43分に記録したもので、結果発表、紅組優勝が決まった時間帯だった。第1部(前半)の瞬間最高は午後8時33分の31・3%。

 2021年の瞬間最高視聴率は2部(後半)で記録した39・3%。1部(前半)は33・6%だった。22年は2部で39・5%、1部は35・2%だった。

 今回の後半の平均世帯視聴率は31・9%。配信全盛の時代となり、2021年の34・3%を2・4ポイント下回り、2部制になった1989年以降、歴代最低を更新。40%の大台割れは3年連続9度目となった。第1部(後7・20~8・55)は29・0%で、初の30%割れ。第1部、第2部とも過去ワーストとなった。

 性加害問題の影響により、旧ジャニーズ事務所(SMILE―UP.)からの出場は44年ぶりのゼロとなったものの、日韓のダンス&ボーカルグループ4組(JO1、BE:FIRST、Stray Kids、SEVENTEEN)が盛り上げた。

 音楽ユニット「YOASOBI」が両組トリ前の佳境に登場。世界的な大ヒット曲「アイドル」を日本の音楽番組で初歌唱した。anoら出場歌手、司会の橋本環奈、アバンギャルディらスペシャルダンサーとの特別コラボ。「YOASOBI」が世界トレンド2位(1月1日午前0時=209120件のツイート)となり、トリ級の大反響を呼んだ。

 紅白はBSP4K、BS8K、ラジオ第1、同時・見逃し配信サービス「NHKプラス」でも生放送された。配信全盛の時代となり、視聴スタイルは多様化。「リアルタイムの世帯視聴率」は急激に低下している。今回のテーマは「ボーダレス―超えてつながる大みそか―」。司会は有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波、同局・高瀬耕造アナウンサーが務めた。

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