辰年で“上昇気竜”に! 中日ファン「キヨハラくん」作者が年賀状「少しでもいいから上がってほしい」

[ 2024年1月4日 05:05 ]

年賀状イラストを寄せた河合じゅんじ氏
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 辰年の2024年に、野球漫画「かっとばせ!キヨハラくん」「ゴーゴー!ゴジラッ!!マツイくん」の作者・河合じゅんじ氏(64)が、ドラゴンズの今年の躍進を願う年賀状イラストを本紙に寄せた。実は半世紀以上、中日を応援してきた熱烈なファン。チームは昨季球団史上初めての2年連続の最下位に沈んだ。今年こそ“上昇気竜”に乗って上位浮上を願っている。

 今年の干支(えと)で、中日のシンボルの竜が存在感を放つ年賀状。背中に乗る立浪和義監督らを、河合氏が作品のキャラクターとともに見上げる構図になっている。竜が「昇り竜で優勝めざすぞ~!」と力強く宣言しているが、河合氏の口調は控えめだ。「(今季は)少しでもいいから上がってほしい。Bクラスでも4位とか…」。

 弱気になってしまうのも無理はない。チームは長らくリーグ下位に低迷。2014年から昨年までの10年間では、3位だった20年を除きBクラス9回と振るわない年が続く。

 清原和博氏や松井秀喜氏をモデルとした「かっとばせ!キヨハラくん」「ゴーゴー!ゴジラッ!!マツイくん」などプロ野球のパロディー漫画を、1987年から20年近く「月刊コロコロコミック」(小学館)で連載し、主に西武や巨人の選手がモデルのキャラを描いてきたが、実は名古屋市出身で生粋の中日ファン。60代となった今も草野球を続けているほどの野球好きだ。

 長年、中日を応援してきた同氏は、現在のチームを「まだ勝ち運がなくて沈んでいる時期。その運命に逆らおうとしてもしようがないのかな」と悲観的に分析。ただ、オフに課題となっていた打撃面を大型補強。中田翔に加え、パドレスなどで活躍したアレックス・ディカーソンらを獲得した。それに、なんと言っても今年は“ドラゴンズの年”。期待したくなってしまうのがファン心理だ。

 ちなみに、1936年の球団創設から7回あった辰年はBクラス3回、Aクラス4回とまずまず。直近3回は全てAクラスで88年には優勝している。そして、この年ルーキーながら遊撃手のポジションを勝ち取るなど活躍したのが立浪監督だ。

 河合氏も「いきなり優勝は難しいかと思いますが、昇り竜でも何でもいいから上ってほしい。選手は優勝を目指して頑張ってくれる。ファンとしても優勝争いしてくれたらうれしい」と願った。

 漫画では、近鉄とオリックスの合併など数々の“予言”を的中させてきた河合氏。今回も年賀状イラストに記した「優勝」の2文字が現実になる?


 ◇河合 じゅんじ(かわい・じゅんじ、本名河合淳二)1959年(昭34)7月17日生まれ、名古屋市出身の64歳。昨年、発売された「阪神タイガース優勝記念本」(小学館)には佐藤輝明をモデルとした読み切り「かっとばせ!テルアキくん」を寄稿した。

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