「乗り鉄」藤井6冠 大興奮 三陸鉄道で運転体験「免許を持ってないのにいいのかなと」

[ 2023年5月30日 05:45 ]

三陸鉄道の車両基地で列車を運転体験をする藤井6冠(撮影・沢田 明徳)
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 28日に将棋の第8期叡王戦第4局で菅井竜也八段(31)を破り、3勝1敗で3連覇を達成した藤井聡太叡王(20)=王将、竜王、王位、棋王、棋聖含む6冠=が一夜明けた29日、対局開催地の岩手県宮古市で三陸鉄道を見学し、車両運転体験などを行った。

 目尻は下がりっ放し、口元も緩みっ放し。三陸鉄道宮古駅に隣接する車両基地で車両整備の説明を受けると、実際の車両に乗り込み約50メートルを往復する運転体験に挑んだ。「まさか本当の車両でやるとは思っていませんでした。気動車の運転免許を持ってないのにいいのかなと(笑い)」。自他共に認める「乗り鉄」。運転シミュレーションゲームにハマっており、「電車の運転士になりたかった」と明かしたことも。夢の「リアル運転」に大興奮だった。

 同駅の一日駅長を委嘱され、釜石行きの車両に向け「出発進行」ポーズも決めた。「ここまで本格的だと思っていなかったので凄くうれしい。凄く楽しい経験ができました」と終始にこやかだった。

 鉄道の制服コスプレは2度目。初体験は昨年1月11日。静岡県掛川市で行われた第71期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)第1局で渡辺明王将(当時)に先勝。翌12日付本紙、天竜浜名湖鉄道・掛川駅での「勝者の記念写真」に制服姿で納まった。

 30日には長野県高山村入りしてあす31日開幕の名人戦第5局に挑む。「しっかりいい状態で臨み、いい将棋ができるようにしたい」と言いながらも表情はどこか緩んでいた。 (我満 晴朗)

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