安藤サクラ、山田涼介初共演「BAD　LANDS」9・29公開　「どんな化学反応が起きるのか楽しみ」

映画「BAD　LANDS　バッド・ランズ」で主演する安藤サクラ（右）と共演の山田涼介
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　女優の安藤サクラ（37）の最新主演映画「BAD　LANDS　バッド・ランズ」が9月29日に公開される。カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した「怪物」に続く主演作となる。Hey！Say！JUMPの山田涼介（30）が共演している。

　原作は直木賞作家の黒川博行氏の小説「勁草（けいそう）」で、特殊詐欺を生業（なりわい）とする姉弟を描くクライムサスペンス。主人公は小説から変更され、女性となる。

　撮影期間は「怪物」より前の21年12月～昨年1月。「集中すべき時に集中して、“自分らしくいる”という過ごし方ができるとてもメリハリのある現場」と充実感をにじませた。これまで多くの作品に出演しているが「自分の知らない世界だったので、キャラクターの魅力にとてもワクワクした」と語った。

　安藤を“理想のキャスト”と称賛したのが、初タッグとなる原田眞人監督。「世界の主演女優賞を全て差し上げたい名演」とこれ以上ない言葉で称えている。原作の黒川氏も「さわやかな個性と自然な演技は原作の犯罪性をきれいにすくいとってくれるだろうと期待し、山田さんとのコンビネーションもあいまって、期待以上の見事な出来栄えになった」と太鼓判を押した。

　山田が演じるのは、主人公の弟。鋭い表情で拳銃を構えるなど、アイドルとして見せる王子様スマイルとは正反対の、社会の底辺でもがく姿を見せる。

　安藤とは初共演。以前、プライベートで一度会ったことがあったといい「安藤さんだったら委ねられるな。安心してやらせていただこうと思いました」と信頼を寄せた。安藤は「どんな化学反応が起きるのか楽しみ」と期待している。