船越英一郎「暴挙」？“サスペンスの帝王”役　フジテレビ系連続ドラマ「テイオーの長い休日」

フジテレビ系連続ドラマ「テイオーの長い休日」の会見に出席した（左から）アキラ100％、船越英一郎、戸田菜穂
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　俳優の船越英一郎（62）が29日、都内で主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ「テイオーの長い休日」（6月3日スタート、土曜後11・40）の会見に出席した。演じるのは“2時間サスペンスの帝王”という役で、セルフパロディーともいえる作品に「暴挙とも言える大冒険。ためらいでしかありません」と苦笑いを浮かべた。

　帝王と呼ばれながら、1年以上も仕事がないベテラン俳優の設定。船越は複雑な心境をのぞかせつつ「使い古された俳優を面白がってくれる、スタッフの皆さんからのラブレター」とオファーに感謝。「“荒海（こうかい）”を越えるため航海する船越でございます」と独特の表現で意気込んだ。

　役柄は偏屈な性格の人物で「俺はこんなに嫌なやつじゃない」とこぼす場面も。近年は各局で2時間ドラマの制作が減っている状況について、主人公と同じく歯がゆさを感じていることも明かした。「2時間ドラマは日本が世界に誇れる文化。このドラマが一石となって、もっと作られるようになれば」とその魅力を熱弁した。

　各話ごとに、主人公が作中内のドラマの役衣装で登場するという、船越の“変化”も見どころの一つ。わずか数分のプロゴルファー役のシーンを演じるためにレッスンにも通ったといい、「（作中の）テイオーは長い休日ですが、こちらは全く休日がありません」と笑っていた。

　マネジャー役を務めるのは共演の戸田菜穂（49）。「もし本当に戸田さんが自身のマネジャーなら？」の質問に、船越は「最適任者だと思います。全部イエスと言いますね」とデレデレ。一方、この日会見の司会を務め、戸田の夫役としても出演するアキラ100％（48）のたどたどしい司会ぶりに対しては、にらみを利かす一幕もあった。