松岡修造氏 「会うのが怖かった」“熱すぎる応援”に対して相手のテニスの世界女王が言った言葉とは

[ 2023年4月22日 11:13 ]

松岡修造
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 元プロテニス選手でスポーツキャスターの松岡修造氏(55)が21日放送のTBS「A-Studio+」(金曜後11・00)にゲスト出演。元世界女王のシュテフィ・グラフさん(53)からかけられた言葉を明かした。

 松岡氏は10歳で本格的にテニスを始め、18歳でプロに転向。1995年、テニスの4大大会であるウィンブルドン選手権で日本男子として62年ぶりのベスト8に進出した。現在はジュニアの強化、育成とテニス界の発展に尽力し、様々な分野で頑張る人を応援する。

 MCの笑福亭鶴瓶が、松岡氏がかつて女子テニスの元世界ランキング4位の伊達公子さんが1996年のフェド杯(国別対抗戦)でグラフさんを破った際に、松岡氏が旗を振って熱い応援をしていたとのエピソードを披露。松岡氏は「グラフって世界一の人なんですよ。もう今までの歴代で一番うまい人なんです。で、応援行ったんですけど、お客さんが声一人も出さない。僕が先頭切って応援をし始めた。みんなが声出すようになって。むちゃくちゃいい雰囲気でした」と振り返った。

 その際には最初、伊達さんに「無理すんな!」と叫んだというが、「5-0で負けてたんですよ。で痛かったんですよ。足が実は。だってまだこれからツアー周っていく。彼女はランキング4位ぐらいまで上がってたんです。だからもう、“無理すんな!”って言ったら、“うるさい!”って。それでびやーっと挽回し始めるわけです」と回顧した。

 鶴瓶は「それで、グラフさん自身が“あんな応援を私も欲しかった”って言うたんや」との裏話も紹介すると、松岡氏は「いや、グラフに会うのが怖かったんですよ。グランドスラムとか行くと。物凄い嫌なやつだったと思うんですよね。グラフにデーッとやってるからね。グランドスラムで会わないように、会わないようにしてたんです。そしたらウィンブルドンの練習コートで僕の後をグラフがこうやって来たわけ」と対面の瞬間が訪れたという。内心、「やっべえよー」と思っていたというが、「グラフがわざわざ僕の所に来て、“修造、私あなたのような応援が欲しい”って言ってくれたんですよ」と明かした。

 「もう本当にうれしかった。報われた。だから僕は応援するってことに対して大きな力になったって言うか、だって応援するのが今は生きがいですから」としみじみと話した。

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2023年4月22日のニュース