吉田正尚 173センチに秘められた爆発力の秘密 体格差を埋めた2つのこだわり貫き夢かなえた

[ 2023年4月22日 10:00 ]

22日放送のTBS「バース・デイ」は、レッドソックス・吉田正尚に密着した(C)TBS
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 22日放送のTBS「バース・デイ」(土曜後5・00)は、3月に行われた第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンの3大会ぶり優勝に貢献し、今季からメジャーリーグのレッドソックスでプレーしている吉田正尚外野手(29)に独占密着し、小柄な体格で活躍を続けられる原点に迫った。

 WBCの準決勝で起死回生の同点3ランを放つなど、大会最多となる13打点を記録して侍ジャパンの世界一に貢献した吉田。パワーヒッターとしては決して大きくない体で身長173センチ。その小さな体で小学生の頃に抱いていた大リーガーの夢をつかみ取った。ここまでの野球人生は小柄な体格との戦いだった。いかにして体格差を埋めてきたのか。

 そのヒントを垣間見たのがWBC1カ月前のトレーニング。そこではハンマー投げとして活躍した室伏広治さんが授けた紙風船を使ったトレーニング。「ただフィジカルだけを鍛えればいいって問題ではない」と、追い求めているのは筋力ではない。

 求めたのは「全身を使ってボールにいかにインパクト100だとしたら、100の力を出せるかと感じているのでそのためにどうするか。ボールに対してどう強くコンタクトできるかを考えている」と持っている力をいかにボールへ伝えらるかという爆発力だった。

 さらに体格差を埋めるためにこだわってきたのは代名詞でもある「フルスイング」。小学生の頃から常に心掛けてきたフルスイングで野球エリートの道を突き進んだ。オリックスに入団後も1年目から、7年連続2桁ホームランを記録するなど驚異的なバッティングを見せつけてきた。

 「向上心だったり反骨心だったり、もっと上手くなりたいっていう気持ちがベースで。それは今も続いてますかね、小さい時から気持ちの面では」と反骨心を胸に世界最高峰の舞台「メジャーリーグ」に辿り着いた。

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