【シン覆面座談会】春ドラマ 日テレVSフジの“水10戦争”が熱い

[ 2023年4月22日 10:00 ]

フジテレビ水曜10時枠のドラマ「わたしのお嫁くん」で主演を務める波瑠(左)と共演の高杉真宙
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 話題の芸能ニュースを事情通だちが掘り下げる「シン覆面座談会」。4月に入り、各局で春の新ドラマが始まりました。そんな中、水曜夜10時のドラマ枠で“異変”が…。いつものメンバーが語りました。

 ワイドショーデスク 各局の春ドラマが次々とスタートした。各局、新年度1発目で気合が入ってるけど、日本テレビとフジテレビの“水10戦争”が熱いね。

 リポーター 日テレは、長年ドラマ枠としてきた水曜午後10時枠に芳根京子主演の「それってパクリじゃないですか?」を放送。これに対して、フジは波瑠主演の「わたしのお嫁くん」を持ってきた。どちらもなかなか面白そうだね。

 スポニチ本紙デスク ともに初回となった12日の平均世帯視聴率は、関東地区のビデオリサーチ調べでは「それパク」が6.0%。「お嫁くん」が6.1%とほぼ互角だったけど、19日の2回目で明暗が分かれた。「それパク」が4.5%で、「お嫁くん」は6.4%でフジに軍配が上がっている。

 週刊誌記者 水10戦争は、フジが戻ってきた昨年以降、日テレの全勝だったから驚いた。

 ワイドデスク フジは“ニューヒーロー”をコンセプトに、間宮祥太朗主演の「ナンバMG5」、町田啓太主演「テッパチ!」など旬のイケメン俳優が主演のドラマを放送してきた。女性を主人公としたのは今回が初めてで、大きくシフトチェンジしていた。日テレの水10は、伝統的に女性が奮闘する姿を描いてきたから、そこに真っ向勝負を挑んだ形だ。

 本紙デスク 今のところ路線変更が当たっているみたいだね。「お嫁くん」は、仕事は完璧だけどズボラな主人公が、家事の得意な後輩男子を“嫁”に迎えるラブコメディー。SNSでは「自分にもこんな“お嫁くん”がほしい」という声が上がっている。

 週刊誌記者 週の真ん中の水曜日は、仕事や学校に疲れているタイミング。ドラマのターゲットである若い女性は、格好良いヒーローにときめくより、共感を求めているのかな。

 リポーター 一方の「それパク」は、仲間と一緒に仕事をすることの楽しさが描かれていて、新生活を始める季節にぴったり。テーマが知的財産というのも新鮮だし、今後の視聴率争いから目が離せないね。

 本紙デスク 水10だけでなく、日曜午後10時台の視聴率争いもなかなか面白そう。日テレが10時半から「だが、情熱はある」を放送している時間帯に、テレビ朝日系が10時から「日曜の夜ぐらいは…」を放送する。

 ワイドデスク 「日曜の夜」は、今春に新設されたドラマ枠の第1弾。ドラマ枠が増えた背景には、見逃し配信や動画配信サービスの拡大があるけど、ドラマ好きとしては多様なドラマが見られるのは大歓迎。各局がしのぎを削る“視聴率戦争”が増えて、ますます面白いドラマが増えたらうれしいな。

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2023年4月22日のニュース