NHK高瀬耕造アナ、最後の「ゆう5時」出演 4月から大阪へ「全…部!のみ込んで大阪に行って来よう」

[ 2023年3月30日 18:41 ]

高瀬耕造アナ
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 NHK高瀬耕造アナウンサー(47)が30日、同局「ニュースLIVE!ゆう5時」(月~木曜後5・00)に最後の出演を果たした。

 昨年4月から同番組に出演。4月から大阪放送局へ異動するため、この日が最後の番組出演となった。

 番組では高瀬アナが北海道・紋別市でオホーツクの流氷を見るロケの様子が放送された。15年前に広島から東京アナウンス室に異動する際、北海道旅行で砕氷船に乗って見た流氷の雄大さに感動したといい、番組ツイッターで「言っておけば叶うかもしれない」と期待していたという。

 その思いが叶っての番組ラストロケだったが、気温が上がったせいか、高瀬アナの期待に反して流氷はなし。「残念ながら流氷を見ることはできなかった。こういうオチがあったか」と残念がりながらも、「私のこの目には見えていた。心の目に」と自分に言い聞かせるようにコメント。砕氷船が豪快に流氷を砕いて進む資料映像を見ながら、「こうなるはずだった。こうだったということにしたい」と、未練たっぷりの様子だった。

 流氷ゼロの海原でも、ドリルを回しながら進む砕氷船に、高瀬アナは思うところがあったという。「休まないんです。流氷がなくても、困難がなくても。確かに15年前に比べたら、困難は少ないです。“いつ来るか分からないその困難に備えて、ちゃんとドリルを回しておきなさい。備えを怠ってはいけない”ということを今回、学んだ」としみじみ語った。

 番組エンディングでは、「最後、ものすごい力を入れたので、ものすごく疲れた」と苦笑いした。4月からは大阪放送局で、2月末で定年退職してフリーに転身した武田真一アナが担当していた「ニュース きん5時」などに出演する。高瀬アナは「たった1年だったので、思うことも多かったんですが、全…部!のみ込んで大阪に行って来ようと思います」と、意味深な言い回しながら決意を口にした。

 番組も終了というタイミングで、高瀬アナはまさかの告白をした。「正直、言いまして、終わり時間を1分間違えてました。時間がまだあった」。残った時間で「この番組というのは、NHKのニュースの中で最も柔らかくて、視聴者の皆さんにより近い目線で伝えられる番組だと思いますので、片山さん、小田切さんには番組をさらに魅力的にしてもらいたいと思います」と、4月から担当する片山千恵子、小田切千の両アナにエールを送っていた。

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2023年3月30日のニュース