中山優馬「機会があればやりたい」NYC復活？　「30歳手前の今」新境地

ソロデビュー10周年ツアーで熱唱する中山優馬（撮影・藤山　由理）
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　ジャニーズ事務所所属の歌手で俳優の中山優馬（29）が29日、東京・EXシアター六本木でソロデビュー10周年記念ツアーの千秋楽を迎えた。

　ツアーは実に8年ぶり。ソロデビュー曲「Missing　Piece」や山田涼介（29）と知念侑李（29）とのユニット「NYC」の曲など23曲を歌った。「とても大切な時間。またライブができるように頑張っていく」と語った。

　2012年10月にソロデビュー。近年は俳優として活動し、昨年10月に音楽活動を再開した。ジャニーズでは数少ないソロ活動するタレントの一人。「ライブは現実的に厳しいと思っていた」と率直な心境。8年ぶりとなる開催に「本当にありがたい」と感謝を語った。

　ツアーの演出を監修したのは、10年間をよく知る事務所の先輩・屋良朝幸（40）。コンテンポラリーダンスなど多様なジャンルのダンスを取り入れ、ミュージカルなどで磨いた技術で成長を見せた。

　中山は故ジャニー喜多川さんが特に目をかけていた一人。19年にジャニーさんが亡くなり初のツアーだが「いつでも見てくれている」と思いを寄せる。

　今回のライブは「お客さんを盛り上げるというより、僕たちのパフォーマンスをぶつけるライブ」と位置づけ。「僕が若い頃ならジャニーさんは“もうちょっと盛り上げて”と言うかもしれない。でも30歳手前の今、自分の表現がこれなんだと提示すれば、褒めてくれるはず」とした。

　来年には30歳。今後については「ライブか舞台か映画か分からないけど表現の道を進んでいく」とビジョン。NHK紅白歌合戦にも出場したNYCについては「解散したわけではない。お客さんが喜んでくれるなら、機会があればやりたい」と意欲を示した。　（糸賀　日向子）