水谷豊 「墓場まで持っていこうと思ってた」若手時代の大遅刻エピソード告白「つくづく持ってるなと」

[ 2023年3月30日 18:10 ]

水谷豊
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 俳優の水谷豊(70)が29日放送のフジテレビ「TOKIOカケル」(水曜後11・00)にゲスト出演。思わぬ方法で乗り切った若手時代の大遅刻エピソードを明かした。

 昔の芸能界の豪快なエピソードを求められ「現場行かないとかなかったですか?」と質問された水谷は「ありましたね」と照れ笑い。23歳の頃、京都で時代劇を撮影していたという水谷は「血圧が低かったんですよ、若い時。起きられない」と“寝坊”の理由を説明。電話が長く鳴っているなと認識しつつ出たところ、事務所のデスクの女性が「冗談やめてくださいよ~」と嘆いたという。

 水谷が「何?」と聞くと、女性は「今日、朝一番で新幹線乗っていただかなきゃいけない日だったんですよ」と注意。水谷は「もうお昼なの。“皆さん、待ってますよ”って。京都のロケ現場のお寺、これも京都にいるんじゃない、東京で寝てた。その時に、浜木綿子さん、黒沢年雄さん、山城新伍さん、その他大勢と僕とのシーンで」と大物俳優たちとのロケだったと明かし、「行かなきゃダメかな?」「行ってくださいよ。マネジャー駅で待ってますから」「今から行くと3時ぐらいになっちゃうよ」とやり取りを再現し、「起きちゃったことがしょうがないと思うタイプで、後悔しても戻らない」と開き直った。

 結局、京都へは行ったそうで「(駅で)東映のスタッフが迎えに来ていて、タクシーに乗ったら、“その人が具合悪いことにしましょうか?”って。“いいね!”って。“着いたら、私が肩貸しますから手をかけていきましょう!”って。その彼のアイデアで、お寺に入った瞬間に肩を借りて、足悪くないのにちょっと引きずってる。浜木綿子さんが“そんなこなくて良かったのに、そんな状態で来て。凄く立派な俳優だ!”って言われたんですよ。つくづく持ってるなと思いましたよ」とにやり。「だってそんなことあり得ないじゃないですか。そんな状態でみんな待ってて、ほめられるって」と続けた。

 国分太一から「浜木綿子さんには後で話した?」と聞かれるも、水谷は「一生墓場まで持っていこうと思ってたんですよ。ここでもう話しちゃった…」と茶目っ気たっぷりに笑った。

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2023年3月30日のニュース