谷原章介　動物虐待容疑で元ブリーダー逮捕に「もしかしたらお金目当ての売ることが優先…やるせない」

谷原章介
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　俳優の谷原章介（50）が30日、MCを務めるフジテレビの情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。国の天然記念物の甲斐犬など犬10匹を劣悪な環境で飼育し虐待したとして、警視庁保安課が動物愛護法違反容疑で東京都八王子市の元ブリーダーの男（46）を逮捕したことについて言及した。

　逮捕容疑は昨年12月～今年1月、東京都の改善命令に従わず、劣悪な環境で甲斐犬や柴犬10匹を飼育し衰弱させた疑い。都が刑事告発していた。警視庁は、大量に繁殖して十分に世話できない「多頭飼育崩壊」が起きたとみて調べる。今年1月に家宅捜索した際は約100匹おり、水や餌が十分に与えられず、あばら骨が浮き出るほど痩せたり、脚が曲がっていたりする犬もいた。小さなケージに1～3匹入れられている場合もあった。男は「子犬の需要は多いが成犬になると売れず、管理できる頭数を超えてしまった」と供述している。

　谷原は「犬は1日1回くらい散歩に連れてってあげるとか、もしくは広い所でちょっと駆け回らせてあげたい、そういうことをする生き物だと僕は思うんですね。それを小さなゲージで運動できない中、2頭もまとめて入れてたりする状況が、とても適切な管理態勢とは思えません」と言い、「何よりも愛しているんだったらもっといい環境で育ててあげる。それがブリーダーだと思うんですよね。もともとは愛情があって始まったことかも知れませんけど、もしかしたらお金目当ての売ることが優先になってしまってこういうことに至ってしまったかと思うと…。犬の気持ちを思うとやるせないですね」と話した。