宝塚音楽学校、109期生40人が卒業式 首席・河谷杏実さん「目が離せないような魅力あふれる舞台人に」

[ 2023年3月2日 11:35 ]

宝塚音楽学校109期生卒業式で総代を務めた河谷杏実さん(左)
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 未来のタカラジェンヌを育成する宝塚音楽学校第109期生40人の卒業式が2日、兵庫県宝塚市の同校で行われた。

 今年もコロナ禍以降の卒業式にならい、生徒1人につき保護者2人までの出席にしぼり、恒例だった在校生から卒業生へのブーケ贈呈もとりやめ。ただ、マスクに関しては卒業生に限って「着席後はマスクを外すことを認める」などとした。

 それでも、厳しい2年間の学校生活を終えた卒業生は晴れやかな表情で式典に参加。元星組トップスター安蘭けいにあこがれ、宝塚を目指した河谷杏実さんは首席で卒業し「一度見たら目が離せないような、魅力あふれる舞台人になりたい」と目を輝かせた。

 次席の山田早瀬さんは男役志望。「芸事に真摯(しんし)に向き合い、人間としても真面目で誠実な舞台人になりたい」とした。平澤桜さんは、星組トップスター礼真琴にあこがれる1人。「人の心を動かせる、表現力のある舞台人を目指します」。

 川島笙さんは「毎日が本当に思い出にあふれる日々でしたが、輪になって心から通じ合える同期生全員の顔を見合いながら、集中してコーラスのお稽古をした時の感動は一生忘れません」とコロナ禍でも、同期と深めた絆を振り返った。

 109期生はこの日、宝塚歌劇団に入団し4月22日に宝塚大劇場で開幕する雪組公演「Lilacの夢路/ジュエル・ド・パリ!!」で初舞台を踏む。

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