古市憲寿氏 みかん「愛媛38号」の中国“流出”に「中国はプレゼンがうまい。翻って日本の各農家は…」

[ 2023年3月2日 08:57 ]

フジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(38)が2日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。愛媛県が開発し、研究所内だけにしかないはずのみかん「愛媛38号(正式名称・愛媛果試第38号)」が中国で無断栽培・販売されていることに言及した。

 番組では、中国の業者が同国で生産されたみかんを「愛媛38号」と称して、そのみかんを握りつぶしてジューシーさをアピールしている動画を放送。「愛媛38号」は、日本では品種登録されておらず、商業的に栽培されていないが、無断で流出した中国では商業栽培されていることなどを伝えた。「愛媛38号」を巡っては、愛媛県の中村時広知事が、県公式YouTubeの中で「かつては商標登録とか品種登録がなかなかしっかりできていなかった面がある。今その体制を整えている」としている。

 MCの谷原章介が「品質の高い日本の野菜とか果物、ちゃんと守っていきたいものですよね?」と聞くと、古市氏は「最近でこそ日本の農作物とかを輸出しようっていう機運が盛り上がってますけど、昔って苗とかに関してあまり関心がない方が、国も含めて多かったと思うんですね」と言い、「でもこの中国の動画、みかんを凄くおいしそうにプレゼンすることがうまいなと思って、翻って日本の各農家さんがこれくらいの動画とかを使って海外に向けてみかんを売れてるかっていうと、現実そうじゃないところも多いと思うんですね。競争力っていう意味でもこういう商標登録の面とかをちゃんと守りながら近年海外に向けて輸出することって凄く大事になってくるんじゃないかなって思いますね」と自身の考えを話した。

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2023年3月2日のニュース