仁村紗和　Nスペ・南海トラフ地震ドラマに主演で、自身も衝撃「怖いというのが伝わらないといけない」

「NHKスペシャル　南海トラフ巨大地震」の第1部ドラマに出演の仁村紗和
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　「NHKスペシャル　南海トラフ巨大地震」の第1部ドラマに出演の女優・仁村紗和（28）は2日、NHK大阪放送局局長会見の後、取材会に登場。「梅田に津波が来るとは想像してなかったんで衝撃でした」と語った。

近い将来に発生するとされる「南海トラフ地震」では時間差で巨大地震が2度起こる“半割れ”という状況が警戒されている。ドラマはその“西側の半割れ”で和歌山県南方沖を震源地とするM8・9の巨大地震が発生し、1週間後に“東側の半割れ”が発生するというシナリオだ。

　仁村は気象庁職員の森澤あかり役。大阪出身で、「小学生の頃から（大地震が）必ず来ると聞いていた。聞き慣れてた」と普段はあまり意識してなかったが、EテレのNHK高校講座「地学の基礎」（14年）という番組で地震や防災を学び、防災バッグを作った。今回、日本列島の地震分布図を見て「西側が真っ赤に埋まっていくのは恐怖でした」と西日本で多発する地震を注視。「番組に出てから防災バッグをどんどん強化してます」。水や食料、ロウソク、ランタンに太陽光発電機などを購入。「サバイバルシートを買って、近所の人にも配りました。寝袋にも使えます」と説明した。

　阪神淡路大震災、東日本大震災など被災者にとっては恐ろしい光景が描かれているが「怖いというのが伝わらないといけないと思う。あらためて地震は怖いということを皆で考えていければいい」と締めくくった。

　番組は第1部・ドラマ前編（4日後7・30～8・48）、後編（4日後10・00～10・54）、第2部「“最悪のシナリオ”にどう備えるか」（5日後9・00～9・59）の2日間にわたって放送される。
　主な出演者は鈴木保奈美（56）、松尾諭（47）、高野志穂（43）、宮田圭子（75）、中原丈雄（71）、高橋克実（61）ら。