テレ東、名物プロデューサー・高橋弘樹氏退社に「ここで学んだことを肥やしにしてほしい」

[ 2023年3月2日 12:33 ]

テレ東・高橋弘樹氏(テレビ東京ホームページより)
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 テレビ東京の定例社長会見が2日、都内の同局本社で行われ、数多くの人気番組を手掛けた名物プロデューサー、高橋弘樹氏(41)の退社についてコメントした。

 高橋弘樹氏は同局人気バラエティー番組「世界ナゼそこに?日本人」「家、ついて行ってイイですか?」などを手掛けたヒットメーカー。「家、ついて行って…」は、2015年に「日本民間放送連盟賞 テレビエンターテインメント番組・最優秀賞」を受賞。2016年2月17日放送回は「第53回ギャラクシー賞 テレビ部門・優秀賞」を受賞した。高橋氏のこれまでにない企画、番組スタイルはテレビ界のみならず、ビジネス界などでも注目され、著書「TVディレクターの演出術」(筑摩書房)、「敗者の読書術」(主婦の友社)、「1秒でつかむ」(ダイヤモンド社)など多数。今年2月、退社することがスポニチ本紙の取材で分かった。

 テレビ東京では「ゴッドタン」「あちこちオードリー」などのヒットメーカーだった佐久間宣行氏(現在フリーのテレビプロデューサー)の21年3月に続く、名物プロデューサーの退社となる。

 同局の石川一郎社長は、「テレビ業界で、やめる方が多いと聞いている」とした上で「非常に残念」とコメント。会社員である以上は辞めることを「われわれは否定できない」とし「高橋さんはクリエイターとして活躍してくれた。テレビ東京で学んだことを肥やしにして、新しい分野でさらに活躍してくれたらと思います」と新たな門出にエールを送った。

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