藤井王将　平常心で「集中」　2日名人戦A級順位戦最終9回戦

前夜祭であいさつする藤井聡太王将（右前）。左は広瀬章人八段（撮影・我満　晴朗）
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　将棋の第81期名人戦A級順位戦は2日、静岡市の料亭「浮月楼」で最終9回戦一斉対局の5局が行われる。8回戦終了時点では広瀬章人八段（36）と藤井聡太王将（20）＝竜王、王位、叡王、棋聖含め5冠＝が6勝2敗で首位を並走。2日の結果次第では4月開幕の名人戦7番勝負出場者が決まるものの、最多で5人によるプレーオフの可能性も残されている。

　広瀬は菅井竜也八段（30）と、藤井は稲葉陽八段（34）と対戦。1日には会場で対局場検分と前夜祭が行われ、藤井王将は「（挑戦可能な）自力という形で最終局を迎えましたが、そのことを意識しすぎてもよくない。今までどおり集中して対局に臨めれば。皆さまに最後まで楽しんでいただける将棋を指せればと思います」とあいさつした。