野村修也氏「大事なのは、恨みの対象と被害者のズレ」安倍元首相を銃撃の山上容疑者に私見

[ 2023年1月11日 15:39 ]

野村修也氏
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 弁護士の野村修也氏が11日、自身のツイッターを更新。安倍晋三元首相銃撃事件で殺人容疑などで送検された山上徹也容疑者(42)について言及した。

 山上容疑者は刑事責任能力の有無や程度を判断するための約半年間の鑑定留置を終え、10日に大阪拘置所から奈良西署に移送された。奈良地検は責任能力を問えると判断、勾留期限の13日までに容疑者を殺人と銃刀法違反の罪で起訴する方針。ただ、親族などによると、全国から差し入れが絶えず、現金は100万円を超え、お菓子などの食料品や衣類、書籍なども届いている。容疑者が入る単独房に収容し切れないほどの量で、一部は伯父宅にも転送され、ファンレターも届いた。インターネット上では刑の減軽を求める署名活動や英雄視する投稿もある。

 野村氏は「山上容疑者をヒーローにしてはいけないと誰もが言う。私もそう思う」と“英雄視”してはいけないとツイート。続けて「殺人という手段は許されないと付言する人もいるが、大事なのは、恨みの対象と被害者のズレだ。詐欺に遭った人が詐欺企業のCMに出た著名人を殺害したのと同じならば、殺人自体は単なる言いがかり。違うならどこが違うかが争点になる」と冷静につづった。

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2023年1月11日のニュース