声優・田中真弓が尽きない「クリリン愛」を明かす「ギャグ漫画ですから、こんなに深く語る必要も…」

声優の田中真弓
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　ベテラン声優の田中真弓（67）がYouTubeチャンネル「丈熱BAR」にゲスト出演。自身の代表作「ドラゴンボール」のクリリンに対する思いを熱く語った。

　1986年のテレビ放送開始以来、何度も映画化、ゲーム化された同作品のクリリンは、田中にとって最大の当たり役。「（演じている間に）結婚して、子供を産んで、離婚して…。ドラゴンボールにすべての私の人生が入っているって言ったら、プロデューサーに“やめてくれ”って言われましたけどね」と懐かしそうに振り返った。

　田中が演じたクリリンは、主人公・孫悟空の親友として登場したキャラクター。劇中では、強さを強調して描かれることはなく、他の武闘家に敗れ、死ぬシーンもあった。他とは一線を画する登場人物だけに、思い入れも強い。

　「クリリンっていう役がいいんですよね。強くはないんだけども、平和というか、家庭を大事にする人なんですよ。18号と結婚して、マロンという子供ができて、すごい夫婦仲も良くて…。戦いに行く時に“オレの出る幕じゃないな”って言っちゃうくらいなんですけど、そこがいいなって」

　あまりの熱弁に、途中でわれに返ったのか、「ギャグ漫画ですから、こんなに深く語る必要もないんですけど…」と照れ笑いを浮かべる場面も。「悟空は（家族の）近くにいてくれないわけじゃないですか、戦いに行っちゃって。クリリンの家族はとても幸せだなあって」と、しみじみと話した。