中谷美紀 主演舞台NY公演のため米大使館でのビザ申請 面接官とのやり取り公開「特殊技能は何ですか?」

[ 2023年1月11日 17:05 ]

中谷美紀
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 女優の中谷美紀(46)が11日、自身のインスタグラムを更新。ビザ取得のため、米大使館で受けた面接について明かした。

 中谷は「再び日本に戻って参りまして、本日はアメリカ大使館へ、ビザ取得のための面接に訪れました。ニューヨークにおける『猟銃』公演にて、舞台に立つために、特殊技能を有する者に与えられる『O1-B』の申請です」と、3月にニューヨークで上演される主演舞台「猟銃」の公演のためのビザ取得を行ったことを明かした。

 「面接の予約を取るための事前のオンライン申請では、おどろおどろしい質問が列挙されていました」と中谷。「『逮捕歴はありますか?』『テロに関わっていますか?』『売春に関わっていますか?』『スパイ行為を働くつもりですか?』『犯罪行為を犯すつもりですか?』『虐殺に携わったことがありますか?』『拷問に関与したことがありますか?』『少年兵の雇用に関与したことがたりますか?』などなど…」と質問事項を列挙し、「もちろん全てNOと回答しましたが、これらに該当する御仁は、正直に申告するようなお馬鹿さんではないでしょう…」と冷静にツッコミを入れた。

 「さて、いよいよバリシニコフアーツセンターからの招聘状と、パスポート、プリントアウトした申請書類、証明写真を携えて、警備の厳しいアメリカ大使館に到着しました。ひとつ目の関所は、何の目的で訪れたのか、予約の名前との照合を。二つ目は、iphone などの電子機器類を籠に取り出します」と説明。「三つ目の関所にて、荷物をX-Ray検査に通し、マスクとハットを外して顔確認をしたところで、『2011年にパルコ劇場で『猟銃』を観ました。素晴らしかったです』と、警備の方がおっしゃいました」と報告。「まさかアメリカ大使館で『猟銃』の初演をご覧くださった方とお目にかかるとは思わず、幸先の良いスタートとなりました。『Thiloさんはお元気ですか?わたしは、ウィーンフィルの大ファンなので』ともおっしゃり、私共夫婦揃って応援してくださっているようで、ありがたい限りです」と思わぬ出会いに感謝した。

 さらに「四つ目は、持参した提出物の確認を。五つ目は、申請書類と登録データの照会があり、面接は英語で行われることを、こちらで告げられました。六つ目で全指の指紋をスキャンしました。七つ目でようやく面接ですが、どちらかお部屋に通される訳でもなく、指紋スキャンのすぐお隣の窓口にて、立ったままアクリル板越しの面接です」と流れを説明した。

 「あなたの特殊技能は何ですか?」「今回は俳優として、舞台に立ちます」「では舞台役者なのですね?」「舞台だけにとどまらず、映画やドラマにも携わっています」「代表的な作品を教えてください」「アメリカでもご覧いただけるものでしたら、『リング』、あとは、キーラ・ナイトレーさんがご出演の『シルク』にて、今回お世話になる演出家のフランソワ・ジラールさんとご一緒させていただきました」「あなたの経歴はビザ取得に値するようですね。問題ありません。一週間ほどでビザが発行されるでしょう」と面接官とのやり取りを詳細に明かし、「どうやらテロリストやスパイ、売春婦だとは思われなかったようです」と安ど。「まるで、新幹線のチケットをみどりの窓口で購入するような迅速さで面接は終了し、ほっと胸を撫で下ろしました。渡米に向けて、『猟銃』の台本と睨めっこする毎日です」とつづり、「公演は3月16日より4月15日まで、ニューヨークのバリシニコフ・アーツセンター @baryshnikovartscenter にて。お近くにお住まいの方がいらっしゃいましたら、ぜひお出かけくださいませ」とアピールした。

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2023年1月11日のニュース