タモリ 保険会社社員だった過去と辞めたワケ その後の仰天転職先「職業としては一番適していた」

[ 2022年10月22日 13:54 ]

和田アキ子(左)とタモリ
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 歌手でタレントの和田アキ子(72)がパーソナリティを務めるニッポン放送「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」(土曜前11・00)が22日放送され、タレントのタモリ(77)がゲスト出演した。

 40年来と長く親交のある2人。タモリが2020年、TBS「アッコにおまかせ!」35周年のお祝いで駆けつけて以来の共演となった。「いいかげんに…」への出演は初。10月25日にデビュー55周年を迎える和田を祝福した。

 和田がデビューした1968年、タモリは23歳。早大を除籍になった後で、「おじに言われて生命保険の会社にいましたね。悪い噂が親戚中かけめぐって。ロクなもんになってないと。なんでだろうなと…すごい権力のあるおじに呼び出されて。お前は二度と東京に行くなと言われて。ここに言ってあるからと保険会社に行きまして」と保険会社で働いていた。

 悪い噂というのは「大学の時、ジャズバンドのマネジャーと司会やってて。当時の学生バンドって、地方に行って仕事がいっぱいある。夏なんて1カ月半くらいずっと旅行。春は3週間くらい。ギャラが出るんですけど、マネジメントと司会で人の2倍もらえるから金がめちゃくちゃあったんです」と回想。「隣の女の子の同級生が東京に来た時に、かなりの高額なところでおごったんですよ。それで除籍になったこともあいまって、あいつはとんでもない金を、非合法なことでやってるって親戚中に噂が広まって。それでおじさんに呼ばれて。やることなかったから保険会社入って1年半くらいやってましたよ」と語った。

 保険会社を辞めた理由も、実にタモリらしい。「大学の先輩で、地方の新聞社の重役の方がいて、(演歌歌手の)村田英雄さんの後援会長をやってたんですよ。一代記を書くって言って、いろんなところをまわってて。僕は土日にその方の運転手してたんです」と回想。

 「ある日、朝、会社行く前に寄ってくれって言われてね。そしたら(後援会長が)大分県に友達がやってる温泉ホテルがあって、ここで内紛の絶えないって言うんですよ。“友達から頼まれて、原因を探るために俺の同級生を1カ月前に総支配人でもう入れてるから、お前が一番下で行け”って。面白そうじゃないですか。内紛探るためとか。保険会社よりそりゃあいくらなんでも面白い。わかりましたって。会社行ってその場で辞表書いて」と、内紛の密偵という内容に興奮して即座に保険会社を辞めたという。

 翌日からその温泉ホテルに出向いて、すぐに「スパイ」を開始。「お前は何しに来たんだとか言われて、へらへらしながら。総支配人とはちょっと離れたドライブインで、会社の中だとまずいから待ち合わせて、なんかわかったかとか聞かれて。所属部署がないから一日中ホテルの中でフラフラして。一番適してましたね!職業としては」と不敵な笑みを浮かべた。「いろんな冗談言いながら、おばさんたちと仲良くしたり、厨房で調理の手伝いしたり、食器洗ってみたり。一日中ブラブラして。ボイラーマンと仲良くなったりして」と懐かしんだ。

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