「鎌倉殿の13人」義時の次男・北条朝時は下品?初登場も即“勘当”吉本芸人・西本たける 大抜擢に驚き

[ 2022年10月22日 13:50 ]

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第39話。北条義時の次男・北条朝時(スーパーサイズ・ミー西本たける)(C)NHK
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 俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は23日、第40話「罠と罠」が放送される。前回第39話(10月16日)の話題のシーンを振り返る。お笑いトリオ「スーパーサイズ・ミー」の西本たける(31)が主人公・北条義時の次男・北条朝時(ともとき)役に起用され、大河初出演を果たした。

 <※以下、ネタバレ有>

 稀代の喜劇作家にして群像劇の名手・三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。鎌倉を舞台に、御家人たちが激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 第39話は「穏やかな一日」。いまだ3代鎌倉殿・源実朝(柿澤勇人)と千世(加藤小夏)との間に世継ぎの誕生がなく、気に掛ける政子(小池栄子)と実衣(宮澤エマ)。北条義時(小栗)は御家人たちが謀反を起こさぬよう、政の仕組みを改める。しかし、そのやり方は傲慢。三浦義村(山本耕史)和田義盛(横田栄司)らに不満が募っていた。一方、北条泰時(坂口健太郎)は慣れない和歌に悪戦苦闘し、源仲章(生田斗真)に相談を持ち掛ける。そんな中、成長した公暁(寛一郎)が…という展開。

 「スーパーサイズ・ミー」はNSC(吉本総合芸能学院)東京校19期の西本、黒田大樹(33)岡田直也(33)が19年に結成。東京・神保町よしもと漫才劇場を中心に活躍している。西本は芸人としてデビュー以来、ドラマなどの映像作品には今回が初出演となった。

 演じる北条朝時の母は比奈(堀田真由)。父・義時や兄・泰時(坂口健太郎)に対してコンプレックスを抱いている。

 三谷氏が偶然、西本のSNSを発見し、大抜擢。西本は「まさか自分が大河ドラマに出るとは、いまだに驚いております!でも、撮った映像を見せていただくと、意外と自分って御家人顔なんだな、とも思いました!」と手応えを示した。

 のえ(菊地凛子)と初(福地桃子)の談笑中に現れたのが、朝時の初登場シーン。木の実のようなものをわしづかみにして立ち去ると、のえは「品がない人は大っ嫌い」、初は「あの人の母上は、上品な方でしたけどね」と語った。

 そして、鎌倉御所の女房・よもぎ(さとうほなみ)とトラブルを起こした様子。よもぎは実朝に「ひどい男に引っ掛かってしまいました。妻にすると言っていたのに、散々弄んだ挙げ句、別の女子(おなご)をつくって捨てられてしまいました」と相談。実朝は「この鎌倉にそんなひどい男がいるのか」と驚いた。

 朝時も泰時に「とんでもない女子に引っ掛かってしまいました」と相談。泰時は「どうせまた嫁に取るとか何とか言ったんだろう」と呆れ顔。その後、義時が叱責した。

 番組公式ツイッターによると、史書「吾妻鏡」の建暦2年(1212年)5月7日の記事にも「北条朝時が御台所(千世)に仕える女房との間で問題を起こし、源実朝からお怒りを受けました。父・義時から勘当された朝時は、駿河国富士郡へ下向しました」とある。

 義時、泰時とは対照的なキャラクターの朝時。今後の動向、西本の演技に注目が集まる。

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