河崎環氏 北京五輪の外交ボイコット「中国はものすごく体面と権威というものを大事にする所ですから」

[ 2021年12月13日 10:20 ]

フジテレビ社屋
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 コラムニストの河崎環氏が13日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。来年2~3月の北京冬季五輪・パラリンピックで、中国の人権問題への懸念を理由に閣僚などを出席させない「外交ボイコット」が相次いでいることに言及した。

 外交ボイコットを打ち出しているのは米国、オーストラリア、英国、カナダ。米下院は、少数民族、ウイグル族への人権侵害が指摘される新疆ウイグル自治区からの物品輸入を原則禁止する法案を可決。中国最高指導部の元メンバーに性的関係を迫られたと暴露したテニス選手、彭帥さんの問題では、中国や国際オリンピック委員会(IOC)の対応を批判する決議案も可決している。林芳正外相は12日に先進7カ国(G7)外相会合で「外交ボイコット」が話題になったと明かし、「今後、適切な時期に諸般の事情を総合的に勘案して判断する」と述べた。日本政府は北京五輪に閣僚を派遣しない方針で、調整を進めている。

 河崎氏は「中国はものすごく体面と権威というものを大事にする所ですから、それに対するボイコットっていうのは英国、米国、カナダの側からのすごく強烈な意思表示なんだなというふうに感じますね」と言い、「やっぱりフランスみたいにもともと血気盛んな国が今回は自分たちのパリ五輪があるから外交ボイコットしないって言ってるあたり、やはりものすごく五輪というのは政治的なものだなというふうにも思いますね」と自身の受け止めを述べた。

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2021年12月13日のニュース