まだ引退とは…ほそぼそと稼がせていただきます 坂上忍コメント全文

[ 2021年12月13日 05:00 ]

坂上忍
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 俳優坂上忍(54)が司会を務めるフジテレビの情報番組「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)が来年3月いっぱいで終了する。

 【坂上忍のコメント全文】

 「笑っていいとも!」という国民的人気番組の後を引き継いだことから、「バイキング」が重責の中のスタートとなったのが、8年前。当初は月曜日のみの担当でしたが、翌年には全曜日を任されることに。“とうとうフジテレビさんは血迷ったな”と思いつつ、この逆風を、どのようにすれば味方につけられるのか?日々スタッフさんと侃々諤々(かんかんがくがく)、試行錯誤しながら、結果的には8年という歳月を共に過ごさせていただくことができました。
 
 これもひとえにスタッフの皆さまの尽力のおかげであり、“本音トーク”といった大きな方針転換があったにもかかわらず、リスクを顧みず持論を展開してくださった共演者の方々の勇気のたまものだと思っています。
 
 そんな中、2年ほど前からでしょうか。どこかで“区切り”をつけなくてはと思い始めたのは…。当初は、丸10年は務めを果たさなければならないのかなと。10年やり切って、初めてご恩返しと言えるのかなと。そんな中、こちらもフジテレビさんでお世話になっている「坂上どうぶつ王国」で、私の終活作業である、動物の保護活動をメインとした施設が、来年の2月を目途(めど)に第1期の工事が完了し、4月から保護活動ができることとなりました。
 
 そこで、まことに勝手な想(おも)いではあるのですが、このタイミングが番組を卒業する“区切り”としては、ベストなのではないかと。保護活動は片手間でできる作業ではありませんし、我が儘(まま)が許されるのであれば、「バイキング」に費やしていた時間を、動物と向き合う時間にあてさせていただくことはできませんか?とお願いした次第です。
 
 役者畑からバラエティーの世界に呼んでいただいて、ちょうど10年ほど。一心不乱に働きました。働いた分だけの迷惑もおかけしてしまいました。「バイキング」に携わった関係者の皆さまには、感謝しかありません。現場のスタッフの皆さんが共に闘ってくださり、時に守ってくださったからこそ、今の私があるのだと思っています。
 
 そして、私のような頑固なおじさんを、生放送の枠で起用し続けてくださったフジテレビさんには、“ありがとうございました!”の気持ちでいっぱいです。とはいえ、ご迷惑でしょうが…まだ引退とはなりません。動物たちの為(ため)にも、まだほそぼそと稼がせていただきます(笑い)。
 
 今後とも、よろしくお願い致します!

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2021年12月13日のニュース