藤井聡太王位 王位戦開幕 タイトル戦4局連続相掛かりを選択 過去3戦全勝

[ 2021年6月29日 12:33 ]

王位戦第1局1日目、藤井聡太王位(中央)と豊島将之竜王(右)(日本将棋連盟提供)
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 藤井聡太王位(18)=棋聖と2冠=が豊島将之竜王(31)=叡王と2冠=を挑戦者に迎え撃つ、第62期王位戦7番勝負第1局が29日午前9時、名古屋市の名古屋能楽堂で1日目が始まった。振り駒の結果、先手が藤井に決まり戦型選択の分岐点だった5手目、藤井が左金を角頭を守るために上がり、相掛かりへ進んだ。

 藤井の相掛かりは昨年8月、当時の木村一基王位からストレート奪取した王位戦第4局からタイトル戦で4局連続。今年に入って棋聖戦第1局、第2局でも渡辺明王将=名人、棋王の3冠=を下し、3連勝している。

 前日の対局場検分後の記者会見では「豊島竜王との対局は貴重。その機会を生かしたい気持ちは強い」と語った。小学6年時に藤井の師匠・杉本昌隆八段(52)の研究室で練習将棋を指して以来、常に仰ぎ見てきた存在に研究成果をぶつけた。

 昼食は藤井が海老天ころうどんと稲荷寿司、豊島は親子丼ところ蕎麦。

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2021年6月29日のニュース