アンガ田中“キモかわいい”キャラを捨てた理由「あいつらに一泡吹かせなきゃいけない」

[ 2021年6月21日 16:23 ]

お笑いコンビ「アンガールズ」の田中卓志
Photo By スポニチ

 お笑いコンビ「アンガールズ」の田中卓志(45)が、16日放送のニッポン放送「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」(水曜深夜3・00)に生出演。元祖「キモかわいい」キャラから脱皮した理由について語る場面があった。

 デビューからわずか数年で「ジャンガジャンガ」ネタでブレークし、一躍人気芸人の仲間入りを果たしたアンガールズ。「キモかわいい」キャラを売りにしていたが、あることがきっかけで“脱皮”を決意したという。田中は「芸能界で最初に『自分が気持ち悪い』と認めて仕事するようになったのは、俺なんじゃないかと思っていて。それまでは『気持ち悪い』って言われたら、それを否定するっていう一辺倒で。俺は新たな面の開拓として認めてしまうという」と、当時を振り返る。

 「もうあまりにも、いろんな現場で『気持ち悪い』って。特に関西系の芸人さんが言ってくるんですよ。こっちはキモかわいいでおしゃれに売っているのに『気持ち悪いだけじゃん』って言ってくるから」と、自身の扱いに違和感を覚えていたという。「いろんな現場で悔しくて。『キモかわいいだから。それ、違いますよ!』って軽く言って全てのくだりが終わるんですよ。そのへんで『ヤバい!』って思って。『ここはひとつ、あいつらに一泡吹かせなきゃいけない』って。そこで俺は『かわいい』を完全に捨てて」と、決意した。

 「ある日、突然“モンスター”として登場して、吉本芸人が腰を抜かすっていう。もう、やるしかなくて。俺ら、やっぱり3年目か4年ぐらいで(世に)出てるから。このままじゃ向こうのパス回しで、ちょっとだけいじられてエサにされて終わるっていうことが続いていたから」と、田中。

 パーソナリティーの佐久間宣行氏(45)も「『キモかわいい』のブランドを守るためにNG事項がまあまああるっていう時期があったんだよね。これ、今だから話せるんだけど、俺もディレクターになりたてだった頃にアンガールズに出てもらった時に、『アンガールズはこれができない』っていうのが、アイドルのそれでさ。そのかわいいがなくなったところで自分の芸人寿命が1回、終わっちゃうと思ったんだよね」と、気持ちをくみ取っていた。

続きを表示

2021年6月21日のニュース